古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

愛宕さん・祇園さんにお参りしました。

2011年12月23日 04時17分26秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
「今年中に裏山の愛宕さん・祇園さんにお参りして、無事に一年をすごさせていただいたことを感謝しよう」と12月に入ってずっと考えていました。でもぼくは膝が痛いし、道子さんもしんどいし、きょうは寒いし……もう少し先にしよう、とぐずぐずしていました。
 ずっと思っていると、ふっとその気になるときがありますね。きのうは特別あったかいわけでもなかったのに、裏山に登る気になりました。参道にとりついて、ゆっくりした足どりで登ります。山のクヌギ・コナラは全部葉が落ちて、参道に積もっています。孫たちと登ると自分のペースがつかめず息が切れますが、「この孟宗は今年生えた竹だな。あの松も枯れてしまったんだな」と竹やぶを見ながら登るとらくなお参りでした。
 夏、当番の家が掃除をしてからだれもお参りした村人がいないのか、おととしととのえた石の社は落葉に埋もれています。まず落葉を掻いて社の前をきれいにしました。ホームセンターで榊を立てる花立てとお供えをする台を買っておいたので、それにふもとの畑でとれたサツマイモをお供えし、賽銭を置き、ロウソクを立てて火をつけ、お神酒をあげます。お留守だった神さまが戻ってこられたようです。手を合わせて我が家の、この村の、今年一年の『平穏』を感謝しました。
 お参りのあと畑の落葉や遊歩道の枯れ草を掻き集めて燃やし、あの台車を軽トラに積んで持ち帰りました。ふだんは畑に置いておくつもりですが、雨水が溜まらないように荷台に穴をあけ、塗装します。
 98歳の母・妙子さんは、ぼくが写真入りで印刷した自分の20枚の年賀状を机に並べ、リストをつくったり並べかえたりして一日を過ごしました。身内や文学仲間に出す年賀状です。「お元気ですか。 / お会いしたいですね。 /とか一言自分で書きたすと、喜んで見てくれるよ」というのですが、それがおっくうになったようです。そういう姿を見ていると「ああなるんだなー」とこれから先の参考になるような気がします。
コメント
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