古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

なんとも美しい自然に囲まれたホームを見つけました。

2011年12月05日 02時53分41秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
             
『赤玉のアン』という卵の直販所・藤原ポートリーファームに、鶏糞堆肥をもらいに行きました。11月に行ったときは大量の注文があって予約しないと入手できませんでした。ここの鶏糞は燐酸・カリは多めで窒素分がほとんどなく、さらさらとして使いやすいので愛用しています。山の植木に寒肥をやるので畑の分と合わせて10袋もらいました。
 さて軽トラに堆肥を積み込んで「いまから畑に出ても少ししか時間がない。ドライブしてみよう」ということになり、農道を神戸のほうに走りました。11月30日のブログで「今年の紅葉は冴えない」と文句をいいましたが、12月に入って冷え込み、ようやく山山が色づいてきました。クヌギ・コナラなどの雑木林が夕日に映えています。少し御坂神社のほうに農道を走ると、左手奥に色鮮やかなイチョウが見え、そばにマンションのような建物があります。
「あんな山の中になんでマンションがあるのだろう。あのマンションがあるということは、そこに人が住み、自動車の通る道があるということだろうから、とにかく行ってみよう」
 農道を左にそれて山の中の道を上っていくと、山山の雑木林の色合いがなんともいい。車を止めて写真を撮りました。さらに上っていくと道は行き止まりで、一人の年配の女性が、アスファルト道路のイチョウの落葉を掃いておられました。車を下りて建物を見ると《志染愛真ホーム》とあります。
 イチョウの木は建物より背が高く、太く、輝くように黄色で、まだ葉は落ちていません。「立派な木だ」と感心して見上げ、道子さんは道路を掃いておられた女性と立ち話をはじめ、ぼくは建物前の広場を歩きまわりました。写真は広場から眺めた山で、高台にある建物の先は池になっており、池の向うの山山が色づいています。写真の上のほうにわずかに写っている枝は桜です。広場を囲むように桜の大木が立ち並んでいます。花見の頃はさぞ見事な眺めでしょう。そして若葉の頃……。 こんな素晴らしい自然環境があるとは。
 何の宣伝でしたかコマーシャルで「お友だちになりたいわ!」というフレーズがありましたが、ここの住人と知り合いになりたい。花見の頃に孫たちと来てみたい。あとで道子さんの話を聞くと、ここは軽費老人ホームだそうです。ネットで調べてもくわしいことはわかりませんが、この自然環境には深く魅かれます。もうすぐイチョウの葉が散るでしょう。落葉しきりの頃に来てイチョウの葉のシャワーを浴びてみたい。そんな気持ちを残しながら帰ってきました。
コメント
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