古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

裏山でよくウグイスが鳴きます。

2012年03月21日 02時54分18秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 わかりにくい写真ですみません。裏山のサンシュウの木で、10日前のつぼみです。いまはもう少し咲いています。いつが満開かわかりませんが、地味な花ですね。でしゃばらないのがいい。その枝に竹の枝先を折って逆さにかぶせています。中央にカマキリの巣があるのです。
 冬は餌が少ないので小鳥たちがこの巣を目ざとく見つけて食べてしまいます。それを保護するために竹の枝をかぶせているのです。この一つの巣に200個の卵を生んでおり、5月頃になるとウジムシのような幼虫が這い出して脱皮し、あのカマキリになります。それがまた小鳥の餌になってしまい、バッタなどを捕虫してくれる大人のカマキリになるのは200匹に1匹だそうです。そこで我が家ではカマキリの巣を小屋に集めて保護しています。サンシュウの木は枝を折るのがしのびないからこうして保護。
 カマキリくん、虫捕り頑張ってね!
 今年は裏山でウグイスがよく鳴き交わします。きのうの朝は裏の窓から3メートルのところにウグイスが3羽やってきて餌をさがしていました。竹を切り、木を植え、その木が少し伸び、小鳥も居心地がよくなったのでしょう。いろんな小鳥が見られるようになりました。
 この二日ほど家のまわりを片付け、裏山の竹も30本ほど切って眺めをよくしました。切り倒すのはすぐですが、それを数メートルずつ切って片付けるのは手間です。でもおかげで母・妙子さんの仕事材料ができました。彼女はあとひと月あまりで満九十九歳になります。電話をかける友だちも少なくなり、いまでは大型活字本を読むのと裏山で竹の枝を切り刻むのが「たのしみ」というか、「仕事」というか。食事がおわると花バサミの入ったカゴをかかえ、運動靴をはいて裏山に出勤します。
 冬は寒かったけどやっぱり春が来たなあ。いくつになっても春が来るのはうれしいです。
 
コメント (4)
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