古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

自衛隊内部での「いじめ」を認め、反省して、国民に謝罪しなさい。

2014年04月24日 03時06分18秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 旧日本軍の兵舎では「いじめ」が横行していました。赤紙で召集された新兵が入隊すると、古参兵の「新兵いじめ」が当たり前になっていました。消灯ラッパのメロディーにはこんな文句が当てられました。若干の変化はあるようですが。

    ♩~ 新兵さんはかーわいそーだねー。また寝て泣くのだろー。

 あの時〔いじめた古参兵〕も〔いじめられた新兵〕も、あまりこの世に生きていないでしょう。来年で敗戦70年になり、あのとき22歳だったとしても生存しておれば92歳ですから。
 しかしあの日本軍の兵舎で行われた「新兵いじめ」は、「人間の心の尊厳を小刀でそぎ落とす」ようないじめでした。
『軍旗はためくもとに』で直木賞をとった推理小説作家・結城昌治(ぼくより10年早い1927年〈昭和2年〉生まれです)の作品に、新兵いじめの仕返しをする作品があります。敗戦後しばらくは、街角で、旧上官や古参兵が、いきなり刺されるような事件があったそうです。
 そんないじめに似たいじめが、いまも「自衛隊で横行」している。そして自衛隊はそれを「隠蔽している」。「旧日本軍の体質」をそのままもっている。きのう東京高裁でそれを指弾する判決が出ました。
 この裁判のことは、ぼくのブログでも書きました。2014年2月24日のブログです。
 NNNドキュメント『自衛隊の闇』 …… 沈黙を破った遺族の闘い …… というTV番組を見て感想を書きました。日曜日の深夜という枠にしか放送できなくても、報道にたずさわる者の良心が伝わる番組でした。(NHKではつくれなかったでしょう)
 軍隊内でのいじめとなるといまも「こころが波立ち」ます。ぼくに体験はなくても、すぐ上の人たちは骨身に刻むようないじめを受けました。政府は自衛隊内のひどいいじめをそのままにして、「道徳教育」で「いじめはいけません」と学ばせるのか。旧日本軍の人たちは尋常小学校から『修身』の時間に習ったはずです。そんなもの何の役にも立たなかった。
 この判決を出直しのチャンスとして、自衛隊内のいじめを認め、反省し、国民に謝罪しなさい。
                          
 裏山に自生している『ガマズミ』の花が咲きました。秋には赤い実がなります。うちの赤い実は野鳥たちの食事になってしまいますが『ガマズミ酒』(果実酒)は色がきれいでおいしいそうです。道子さんは病院で安静をこころがけています。ぼくは畑仕事に精を出しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする