古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「セスジスズメくん、コイモさんが可哀そうじゃないか」

2014年05月21日 02時12分21秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 コイモの種芋を直に植えると毎年、種芋が腐ったり芽が出なくて欠株になるので、今年は畑で「芽出し」をしてから植え替えました。品種も「石川早生」をやめて「土垂(どだれ)」と「赤芽大吉」にしました。去年ちょっと植えてみた土垂と赤芽大吉がよく収穫できたのです。
 35株を植え替えて3日目。見まわっていたら「セスジスズメ」(コイモにつく蛾)がもう卵を生みつけています。
                         
 中央のコイモの芽に「仁丹」くらいの緑色の卵が一つ、くっついているのがわかるでしょうか。
 こいつがなかなかの曲者で、すぐにセスジスズメの幼虫になります。幼虫になるとこのコイモはもう生長できません。葉が出ても幼虫に食い尽くされてしまい、欠株になります。セスジスズメの幼虫は太さは小指ほど、長さは10センチになり、クロメンガタスズメと並んで幼虫の王様みたいなものです。ふつうの人が見ると「ドキッ!」として手が引っ込みます。素手でつかめる人は「しょうもない勇気のある人」か「虫愛ずる姫君みたいな虫好きの人」。
 こんな小さな芽に卵を生みつけるなんて可哀そうやと思わんか、セスジスズメくん。
 毎日見まわって卵をはらい落とすしかありません。
 今年はどうも虫が多いような気がします。
コメント
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