古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

関西フィルのチャイコフスキー交響曲第5番を聴きました。

2014年05月11日 03時58分18秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 ぼくのお気に入りの文化ホール=〔東条町のコスミック・ホール〕は図書館と同じ建物にあり、2週間に一度本を借りに行きます。入口にはホールの催し物チラシが置いてあって、きのうの音楽会を知りました。関西フィルが〔チャイコフスキー / 交響曲第5番〕をやるというのです。
 この交響曲はCDでは何十回と聴いていますが、演奏会で聴いたのは去年の秋がはじめてでした。(バーミンガム市交響楽団/アンドリス・ネルソンス指揮/西宮の芸文センター)凄い演奏で感激しました。
 コスミック・ホールではオーケストラも小編成になり、演奏の迫力も及ばないだろうけれど、あの交響曲をまた聴けるのはうれしい。そう思って3月にチケットを買っていました。
 コスミック・ホールはとっても音楽を聴きやすいホールです。席につくとゆったりした空間が身も心もつつんでくれます。しかもサロン・コンサートのようにステージを間近に感じます。音がきれいです。おそらくここのステージにあがる演奏者も気持ちよく演奏できるでしょうね。
 プログラムはじめのモーツアルト・ヴァイオリン協奏曲第3番を、ときどき目をつむって聴くと、すぐ目の前で演奏している、その音の音圧というか波動というか、空気の感触が実に心地よい。こんなホールが近くにあって音楽を聴ける。(めったにないのは残念ですが)
 で、いよいよ〈チャイ5〉の演奏です。
 素晴らしかった。パワフルな演奏なのに聴衆を圧倒するのでなく、聴衆の盛りあがるわくわく感をきちんとホールドして、品よくリードしてくれる。ほんと、聴けてよかった。夜道を10分あまり運転して家に帰ってもまだ〈チャイ5〉の余韻につつまれていました。ホールが近くにあるって、しあわせなことです。
 ここしばらく、コスミック・ホールづいています。6月には演劇(草刈正雄/紺野美沙子 『日本の面影』……ラフカディオ・ハーンと妻の物語)を見ます。たのしみです。
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