古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「本が読めない」のを気にしています。

2017年12月01日 23時52分36秒 | 古希からの田舎暮らし
 図書館で本を借ります。そして夜中に起きてひろげます。目は字を読みます。でも中味はあまり残らない。特に小説を読んで思います。
 書いてある人間が立ち上がらない。名前/風貌を読んでも「ここまで読んだ」というだけです。これも認知症の前ぶれなのでしょうか。
 そういえば亡くなった友が「メモしながら読む」と話してました。名前/特徴/間柄/関係/出来事などをメモして、〈話の筋=流れ〉に乗らないと本が読めないって。
 ぼくの最近の読書は昭和時代=戦争時代の歴史の本が中心です。半藤一利の『ノモンハンの夏』『日本のいちばん長い日』保坂正康の『昭和陸軍の研究』などを拾い読みします。すでに読んだ本で、登場人物も話の筋もわかってる。そんな本です。
 今年読んだ本で今野敏の『マル暴総監』は面白かった。クスクス笑いながら読みました。アマゾンの書評を見たら、ボロクソです。「あり得ない!」
 そうです。『暴れん坊将軍』といっしょ。警視総監が一人で街に出る筋です。吉宗が江戸の町を一人で歩くなんてあり得ない。でもお年寄りにはずいぶん見られた番組です。
 そりゃあ、水戸黄門のような「シワシワジジイ」より暴れん坊将軍の「若武者」のほうが見てても気持ちええわなー。ぼくもそんな場所を居心地よく感じるトシなったんだ。
 80歳どころか90歳を過ぎても、大型活字本しか読めなくなっても、母は芥川賞系の作家の本を読んでたなあ。頭がちがうんだなあ。そうそう、母が「熱を出したので点滴しています」と連絡があり、様子を見に行きました。まだ少し熱はありますが、苦しそうでなくおだやかでした。
コメント
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