韓国の人が書いた『親日派のための弁明』という本を図書館で借りました。日本語訳の本が出版されたのは2002年ですから18年も前のことです。40万部以上売れて、その後文庫本にもなり、広く読まれているようです。
韓国のキム・ワンソプという著者は1963年(日本でいえば昭和38年)生れで、ソウル大学を出た科学者です。韓国の学生として「反日教育」を受けて卒業しました。その後自分であれこれ勉強してみると「反日教育で習ったことは片寄っている/韓国は都合がいいように歴史をまげている」ことがわかりました。
そこで自分で勉強してこの本を書きました。どんな調子で書いてるか。引用してみます。
このように日本という国は開国以来、工業化で奇跡をおこし、軍事力でも経済力でも堂々とヨーロッパ人を圧倒した歴史があるため、世界中どこに行っても敬意を払われている。白人の中に韓国や中国を無視する人びとは多いけれど、日本人を無視する人を探すのはむずかしい。
いま世界の人びとが黄色人種にたいしてよいイメージをもっているとするならば、おそらくそれは日本のおかげといってもいいすぎではない。東洋の文化もほとんどは日本人の努力で全世界に伝播された。食べもの、文化、囲碁、武術などである。海外では囲碁は「ゴ」、キムチは日本語の音で「キ・ム・チ」と呼ばれ、テコンドは空手だと思っている人びとが多い(事実テコンドは空手の亜流だ)。韓国の民族衣装もすこし前までは「コリアン・キモノ」と呼ばれていた。近年は中国と韓国が世界各国に進出しながら、自国文化の独自性を知らせようとしているが、先行したことによる日本の有利を圧倒するには長い歳月がかかるだろう。
このように日本が世界に出ていって黄色人種にたいするよい印象を植えつけたがゆえに、韓国人と中国人は多くの恩恵を受けている。外国人は日本人と韓国人、中国人を外見で区別できないから、韓国人も日本人のように裕福で親切でマナーがよいと考えがちである。だが韓国人と中国人は総じて荒々しく、マナーもよくない上に人を騙そうとする人間も多いので、なにも知らない外国人は多くに被害を受けるのである。
有色人種、そのなかでもとくに東アジアは日本という経済の中心があったため、日本を模倣し、日本から技術を導入し、日本に商品を販売し投資を誘致することによって経済発展をなしとげることができた。
日本人がこんな文章を書いたのなら、「オマエ、自慢するのもエエカゲンにせえよ」といいます。この文章は、韓国人として韓国に生れ、韓国の学校で反日教育を受け、その後自分で勉強し、海外に出て見聞し、学び、自分で考えて書いたものです。
著者自身の「発見」や「気づき」のブレで「日本を持ち上げ過ぎ」のところがありますが、反日教育の反動で、こんなことまで考えるようになったのもわかります。
さて、この本は韓国では発禁処分です。著者は国外に出ることはできず、身の危険もあります(襲われて怪我したことも)。そして本が出て18年たった2020年も、韓国では反日教育が盛んであり、政策も反日一辺倒です。政権は大衆の人気取りに反日を利用しています。国全体が「反日病」という病気にかかったみたいに。個人としては、内心では日本が好きだったり、感心することがあっても、国民同士はお互いに「反日病」顔で付き合っています。
そこからは何もうまれない。マイナスは全部自分の国に、自分に、かえってきます。そこに気付いてほしいです。
韓国のキム・ワンソプという著者は1963年(日本でいえば昭和38年)生れで、ソウル大学を出た科学者です。韓国の学生として「反日教育」を受けて卒業しました。その後自分であれこれ勉強してみると「反日教育で習ったことは片寄っている/韓国は都合がいいように歴史をまげている」ことがわかりました。
そこで自分で勉強してこの本を書きました。どんな調子で書いてるか。引用してみます。
このように日本という国は開国以来、工業化で奇跡をおこし、軍事力でも経済力でも堂々とヨーロッパ人を圧倒した歴史があるため、世界中どこに行っても敬意を払われている。白人の中に韓国や中国を無視する人びとは多いけれど、日本人を無視する人を探すのはむずかしい。
いま世界の人びとが黄色人種にたいしてよいイメージをもっているとするならば、おそらくそれは日本のおかげといってもいいすぎではない。東洋の文化もほとんどは日本人の努力で全世界に伝播された。食べもの、文化、囲碁、武術などである。海外では囲碁は「ゴ」、キムチは日本語の音で「キ・ム・チ」と呼ばれ、テコンドは空手だと思っている人びとが多い(事実テコンドは空手の亜流だ)。韓国の民族衣装もすこし前までは「コリアン・キモノ」と呼ばれていた。近年は中国と韓国が世界各国に進出しながら、自国文化の独自性を知らせようとしているが、先行したことによる日本の有利を圧倒するには長い歳月がかかるだろう。
このように日本が世界に出ていって黄色人種にたいするよい印象を植えつけたがゆえに、韓国人と中国人は多くの恩恵を受けている。外国人は日本人と韓国人、中国人を外見で区別できないから、韓国人も日本人のように裕福で親切でマナーがよいと考えがちである。だが韓国人と中国人は総じて荒々しく、マナーもよくない上に人を騙そうとする人間も多いので、なにも知らない外国人は多くに被害を受けるのである。
有色人種、そのなかでもとくに東アジアは日本という経済の中心があったため、日本を模倣し、日本から技術を導入し、日本に商品を販売し投資を誘致することによって経済発展をなしとげることができた。
日本人がこんな文章を書いたのなら、「オマエ、自慢するのもエエカゲンにせえよ」といいます。この文章は、韓国人として韓国に生れ、韓国の学校で反日教育を受け、その後自分で勉強し、海外に出て見聞し、学び、自分で考えて書いたものです。
著者自身の「発見」や「気づき」のブレで「日本を持ち上げ過ぎ」のところがありますが、反日教育の反動で、こんなことまで考えるようになったのもわかります。
さて、この本は韓国では発禁処分です。著者は国外に出ることはできず、身の危険もあります(襲われて怪我したことも)。そして本が出て18年たった2020年も、韓国では反日教育が盛んであり、政策も反日一辺倒です。政権は大衆の人気取りに反日を利用しています。国全体が「反日病」という病気にかかったみたいに。個人としては、内心では日本が好きだったり、感心することがあっても、国民同士はお互いに「反日病」顔で付き合っています。
そこからは何もうまれない。マイナスは全部自分の国に、自分に、かえってきます。そこに気付いてほしいです。