古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

思い出に残るモンゴル旅行

2022年12月24日 08時44分31秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝青龍が、鎌谷くん(琴桜)の大相撲部屋で育てられてたら、親方の指導で日本の〈しきたり〉や〈心構え〉をわきまえた力士になっていたような気がします。
 貴乃花が引退して、朝青龍が一人横綱として数年間、相撲人気を支えました。日本人の大関は、勝ち負けが混みあって、毎場所、入れ替わり立ち替わり角番大関になりました。
 道子さんとぼくは1998年6月に〈モンゴル旅行〉をしました。その頃はモンゴル・ツアーがあまりなかった時代です。人間国宝・大場松魚さんの個人的なグループ・ツアーがあり、道子さんと二人でそのツアーに加えてもらいました。どこまで行っても草原が広がっています。古都・カラコルムの広大な〈エルデニゾー寺院〉を見学したときのことです。
 ツアーの20人ほどが寺院の裏の亀石を見に行ったら、モンゴルの人が数人、道端で小間物を地面に広げていました。お店のつもりなのでしょうか。見知らぬ人で緊張した表情です。ぼくらは黙って前を通り過ぎ、亀石を見ました。見て帰りに、地面の小間物を手にとったりしておしゃべりしました。写真も撮りました。モンゴルの人たちはやっとうちとけて、笑顔で応対してくれました。(通訳の人をとおして)ぼくらは腰を下ろして品物を見たり買ったりしました。
 あとで聞けば、ぼくらはその年のはじめての観光客でした。出店を出したのは、ツアーのぼくら目当てで、その日ほかの客はありませんでした。それでもぼくらが前を通り過ぎるのをしずかに見ている〈はじらい〉〈ためらい〉のような人間性にふれた気がしました。
 モンゴル人は5歳の子どもの頃から馬を乗りこなし、勇壮さをそなえた遊牧民族です。ぼくらはおだやかな気候にめぐまれた農耕民族です。2月にインド旅行をしたあとだったので、その「人間同士」という感覚がいとおしい気がしました。
 そんなことでモンゴルからやってくる人には親近感をもちます。  まとまりません。おしまいにします。
コメント
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