104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

思わざれば花なり、思えば花ならざりき

2009年10月29日 08時18分05秒 | Weblog
 アルティメットフロンティアもほぼクリアしたってことで、合間を見つけてせっせと「マクロスF」を一気鑑賞しました。いえ、リアルタイムは深夜帯だったんでブツ切りで観てたもんで。コチラにあらすじが書かれてますので、ご参照ください(若干ネタバレあり)。


 それにしても、やはり21世紀の作品と言いますか、画は素晴らしいぐらいに綺麗です。ただ、それだけと言わざるを得ません。CGでの戦闘はどんだけ見ても軽く感じてしまいますね。画の面以外で初代や愛・おぼえていますか、Ⅱやプラスなどは越えられませんでしたね。ってゆ~か、愛・おぼえていますかプラスの戦闘シーンはレベルが高すぎるだけなんですが。時代の流れだと言ってしまえばそれまでなんですが、バルキリーは細すぎですし、板野サーカスもありません。マクロスを語る上で、板野サーカスは継承しろとは言いませんが、それに近いクオリティには持ってかないといけないでしょう。ただ、マクロスクォーターとかケーニッヒモンスターの活躍した第7話「ファーストコンタクト」と最終話「アナタノオト」の戦闘はまだ良かったのが救いです。


 その分と言ってはなんですが、ランカとシェリルが転入してくる8話などのコメディーパートの出来は歴代トップクラスだと思います。旧作からのオマージュ(セルフパロディ)なんかもそこかしこに散らばってるんで、シリーズ全部を観てる人には思わずニヤリとしてしまうシーンも満載です。しかし、愛・おぼえていますかの柿崎の行動がゲン担ぎとして定着してたとはね~。柿崎で思い出しましたが、緑担当のルカ・アンジェローニがウザくて仕方なかったです。ミシェル(メガネ)やボビー(オカマ)なんかはいい味出してたんですけど。


 パイロットに関しても、一応最強となっているオズマ少佐が一条輝クラスなんですよね。フォッカー少佐やマックス&ミリア夫妻には及びません(操縦技術ではイサムやバサラも入ってくるか?)。主人公のアルト君はそれより一つ下ぐらいなんで、ガムリンぐらいの実力でしょうか? まぁ、強くない主人公ってのもマクロスシリーズのお約束の一つです。


 あと、マクロスで忘れちゃいけないのが音楽。ダブル歌姫なんで、ボーカル曲が多いのなんの。個人的に、シェリルの曲は良いものがそろっているかなと思います。特に「射手座午後九時 Don't be late」と「ノーザンクロス」なんかは良い出来です。まぁ、これは本放送の時から思ってましたが。ランカの曲は・・・・・・特に何もありません(カバーは原曲越えならずでした)。にしても、菅野よう子さん、よくもあれだけいろんなバリエーションを書いたもんです。



 11月には劇場版も公開されることなんで(恐らくTV版のダイジェスト)、予習および復習がてらに一度鑑賞されても良いかなと思います。ただ、単体よりはシリーズ全作を通して観た方が面白いことは間違いありませんけど(戦闘シーンはガッカリしますが)。あと、三角関係にもケリをつけてもらいたいですね(プラスから明確な決着が付いてないと思う)。