104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

一理ある

2017年01月18日 09時38分01秒 | Weblog
「この部活動は長すぎる!」 ブラック練習、変えさせた父親の執念


 ブラック企業と呼ばれる法人の長時間労働などがバッシングの対象となっている昨今。中学や高校の部活動でも同じように問いただされていることが増えてきたように思います。


 振り返ると、中学の頃は吹奏楽部も土日は大体が休み、平日も夏場の本番前以外は17時上がりとホワイト企業並の活動時間だったと思います。長期休みの時も午前だけとか午後だけとかってのも多かったですしね。ある種の部活動の練習方法としては完成形だったのかもしれません。


 対して高校の吹奏楽部では記事にあるような長時間活動が平常化していましたね。今から考えると、現在ほどブラックブラック言われてなかったので、それが当たり前だと認識していましたから余計に。あとは「長くやればそれだけ成果が出る」と言う単純かつ非効率的な思考になっていたのも一因かと思います。


 一番負担をかけてしまったのは部員ではなく顧問の先生だったかなと。指導してくれる先生ではありませんでしたが、我々のためにわざわざ土日祝日を捧げてくれて、今から考えるとホントに申し訳なかったかと思います。あの時の自分に出会えるのなら言ってやりたいですね、「練習は『時間の長さ』よりも、『時間の使い方とその中身』の方が大切」だと。


 記事を読んでいると、一般的に言われているブラック企業と部活動の考え方はよく似ているなと思います。しかし、企業はバッシングされて、部活動はあんまし槍玉に上げられないと言うのは不思議な話かなと。

「日本は、長時間やるのがいいという価値観が部活動で刷り込まれている。企業に体育会系の血が通っている限り、長時間労働の問題はなくならないと思います」

体育会系に限ったことではありませんが、これが真理じゃないかなと思いますね。まぁ、「嫌なら辞めればいいじゃん」って考え方があるのもまた一理ありますが、それもブラック的な考え方だと思いますすけどね。