104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

3作目が大切

2018年08月15日 21時58分01秒 | Weblog
ライダー同士が戦う「仮面ライダー龍騎」 戸惑いの声受けても守った“石ノ森イズム”


 もうじき、平成ライダー20作目のジオウが放映となるこの時期。なんでか02年の仮面ライダー龍騎に関する記事が発表。結構深い内容ですね。数少ない能動的に全話視聴した平成ライダーです。


 特に強く語られているのが「石ノ森イズム」と称された「仮面ライダーの3原則」。何かと言うと、1号2号の時から継承されている

・同族争い
・親殺し
・自己否定

と言う3本柱。到底ヒーローらしからぬ言葉が並んでいますが、仮面ライダーってのは元は自らが望まないのにそうなってしまった人間の物語ですからね。こう言ったダークヒーロー的な要素が重要です。


 私が子どもの頃に見ていたブラックとRXも原点に返ると言う意味合いが強かったのでこの傾向がありました。特にブラックの方はそれが強くありましたね。その後のRXではちょっと緩和されてヒーローっぽくなりましたけど。


 20作を数えようと言う平成ライダーではまさに龍騎がそれに当てはまるとか。今でこそ複数ライダーはお約束になりましたけど、大体が共闘だと思います。ただ、龍騎の違うところは13人+αも出てくるところと、最後の1人になるまで戦い続けるってところでしょうね。


 ライダー同士で戦う=同族争い、最終的には神崎士郎の化身であるオーディンと戦う=親殺し、最後の自己否定の部分は物語の根幹になるので省略します。次回予告の「戦わなければ生き残れない」ってのが全てですけどね。ある意味、正当な石ノ森ライダーを継承しているのかなと思います。



 15年以上経っても未だにネタにされる龍騎。確かに今見ても異質なライダーでしょうね。ただ、平成ライダー3作目にこれがあったお陰で、20作まで続けることが出来たんじゃないかと思います。シリーズ作品は大概3作目で一旦切るか、続けるかが決まりますからね。そう考えるとガンダムZZは案外重要な作品だったのかもしれません。