104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

初心者にはおススメしません

2018年08月25日 20時01分16秒 | Weblog
「無敵超人ザンボット3」BD化決定 幻の長編映画構成台本など200Pのブックレットを付属


 サンライズの、そして富野御大の原点とも言うべき作品「無敵超人ザンボット3」がBD化されるとのこと。ようやくですね。色々と波紋を広げる作品ですからね。今じゃ地上波で再放送ってのは無理でしょう。


 その昔、第4次スパロボで初めてザンボットと出会いまして、ちょうど同時期にスカパーで放送されていたんです。4次でおおまかな流れは分かってたのですが、実際に本編を視聴するとやはり衝撃的でしたね。

・宇宙からガイゾックが侵略してくる→神ファミリーと呼ばれる一族がザンボット3で戦う
・地球を守るために戦っているのに「お前たちがいるから地球が狙われる」と市民から迫害される
・人間爆弾
・最後は全滅エンド

 ざっくり説明するとこんな感じ。特に衝撃的だったのは「市民からの迫害」と「人間爆弾」でしょうね。黒富野の原点はここにあります。


 「市民からの迫害」はそのままの意味で、ロボットアニメのお約束で市街地戦が展開されるのですが、どうしても被害が出るわけです。最初は侵略者を倒してくれたと喝采されるものの、次第に「神ファミリーがいるからガイゾックが攻めて来るんじゃないか」と言う疑念に駆られ、守るべき人たちから非難を受け、迫害される。リアルな群集心理だと思います。


 そして問題の「人間爆弾」。攫ってきた地球人の身体に爆弾を埋め込み、そのまま戻す→日常生活に戻ったところで起爆させると言う非常に効率的で残虐な手口。現実の自爆テロと同じです。これをアニメでやっていたとか。90年代に某局で再放送されていたそうですが、5話辺りから深夜枠に追いやられたと言う逸話もあります。


 とまぁ、あまり初心者にはおススメできない作品ではあります。最後は家族(犬含む)ともども全滅ですしね。Zガンダムとかダンバインが大丈夫だったら観ても問題ないでしょう。イデオンとVガン、そしてこのザンボットが黒富野三大巨頭ですから。



 しかしながら、第4次Sでキャラクターに声が付いた時に「誰かのぶ代を呼んで来い!!」と言う叫びがたくさんありました。当時は大山ドラえもん時代だったので、オリジナルボイスで参戦と言うのは夢の話になってしまいました。あと、EDの「宇宙の星よ永遠に」は名曲です。