思わず調子に乗って文章を書き続けてしまった前記事。今回はED曲、そして挿入歌について私が気に入っているものを少々
(絶対「少々」で収まらない)ご紹介します。では早速。(サクラ大戦ドットコム→
http://www.sakura-taisen.com/ )
・さくら(サクラ大戦・熱き血潮に 真宮寺さくらのテーマ)
ピアノと三味線かな? で伴奏されたさくらのテーマ
(こう書くとプロレスの入場曲みたいだ)。花をつけた桜を見て、同じ名をもらった自分に映している様を表現しているのでしょうか? 真宮寺さくら役の横山智佐さんが牧歌的に歌い上げています。何か小学校の音楽の教科書でありそうな曲ですね。
・東京的休日(サクラ大戦・熱き血潮に 李紅蘭のテーマ)
いかにもチャイナっぽい曲。中間部の胡弓のソロが好きなもんで。
・なやましマンボ(サクラ大戦・熱き血潮に 神崎すみれのテーマ)
マンボ、なのか? 10年以上音楽活動しているのに、この辺の定義がよく分かりません。トランペット、サックス、ピアノ、それにドラムやパーカッションで編成されたアップテンポな曲ってことです。言われてみれば他の「マンボ」を冠する曲と似ているか。非常にノリがいいので私は気に入ってます。
・花咲く乙女(サクラ大戦 EDテーマ)
OVA、桜花絢爛の最終話で流れてました。ED曲らしく皆さん総出で歌っておられます。楽器も多く、昔の歌謡番組で後ろのほうで演奏してるイメージですね。明るい曲で入れ替わり立ち代り歌っていくので、「次は誰が歌うの?」とワクワクします。ミュージカルのフィナーレみたいな感じなのかな? 最後は思わず拍手が沸き起こる、みたいな。最初と最後を真宮寺さくら役の横山智佐さんが担当しているので、「やっぱ正ヒロインなんだ」と実感させられます(私は最初はすみれさんでしたが)。以前何かの番組でBGMとして使われていたような・・・?
・春が来る(「2」真宮寺さくらのテーマ)
何といってもイントロのオーボエが印象的。「1」では桜に関して歌ってましたが、今回は春について歌ってます。ピアノとオーボエが軽快な旋律を奏で、爽やかな気分になりますね。
・絶対運命のタンゴ(「2」神埼すみれのテーマ)
これはタンゴだ。ベースとストリングス、ドラムがタンゴのリズムを奏で、中間部のオルガンかな? が印象的です(昔のカレーマルシェのCMみたいなイメージ)。神崎すみれ役の富沢美智恵さんが、絶対の自信を持つすみれさんになりきって歌い上げています。思えば、上記の「なやましマンボ」の時は正直上手いとは思わなかったのですが、この曲は上手く歌い上げておられると思います
・恋の発射オーライ(「2」帝劇三人娘のテーマ)
帝劇三人娘こと高村椿役の氷上恭子さん、藤井かすみ役の岡村明美さん、榊原由里役の増田ゆきさんが歌い上げておられます。ミュージカルなんかで歌われてそうなイメージがある曲。ジャズテイストなんだけど、ホーンセクションが前面に出ているのでカッコよく仕上がっていると思います。
サブキャラなのに歌までもらうとは大出世です。
・もしも・・・(「2」ソレッタ織姫のテーマ)
奇しくも田村直美も同名の曲を持っています。室内楽的な雰囲気。チェンバロ、ピアノ、フルート、オーボエといった鍵盤、木管楽器のアンサンブルといったところでしょうか。途中でストリングスも入ってきますが、非常に柔らかくて綺麗な曲だと思います。ソレッタ織姫役の岡本麻弥さんの声とよくマッチしていますね。
サクラの挿入歌の中では私は一番好きです。
・奇跡の鐘(「2」挿入歌)
この曲は活動写真(劇場版のことですね)のOPで流れた曲としてのイメージが強いですね。クリスマスソングではありますが、そんなにベタではないのが好印象ですね。各メンバーごとにソロを回しているので活動写真のOPには最適だったんでしょう。サビの「今日~は 特べ~つ~な日~ あ~いの鐘が~鳴~る日~ き~っと~ 私に~ 奇跡が~起~こ~り~ます~」のところなんですが、
こんなことを歌われた方はたまらんと思うのは私だけでしょうか?
・夢の続き(「2」EDテーマ)
宝塚のエンディングっぽい曲。「歌~を~ さ~あ~ 歌いま~しょ~」のところなんかは特に。アップテンポで賑やか、それでいて一人ずつ歌を回していくので飽きないですね。2番が終わって一瞬スローテンポになり、「終わるかな?」と思わせておいて最後に盛大なグランドフィナーレに持っていくところなんか、特に上手いと思います。最後の「春は~ 巡る~ いつも~ 美し~く・・・」のところなんかは最高に好きですね。
ラスト100秒のおかげでここに入ってます。
・花の巴里(「3」挿入歌)
巴里華撃団の帝劇三人娘であるメルシー、メル・レゾン役の小島幸子さんと、シー・カプリス役のかないみかさんが歌う挿入歌。ある意味「御旗のもとに」以上に「3」を象徴しています。ジャンル分けはようしませんが、ピアノのメロディー、そしてドラムとギターの裏打ちが延々と続くのでノリのいい曲となっています。中間部のクラリネットのソロ、その後に続く合いの手がパリの華やかさを表現しているのでしょうか?

・祈り(「3」エリカのテーマ)
オルガンとエリカフォンティーヌこと日高のり子さんのソロで始まるのが印象的。ポップな仕上がりでギターのメタルな音がよく響いてると思います。歌詞はエリカの「世界中の人々に幸せでいてもらいたい」という意識がありありと出ています。さくらといいエリカといい正ヒロインはやはり爽やかな曲で優遇されていますね。
・エロイカ(「3」グリシーヌのテーマ)
ベートーベンの「英雄」を踏襲しているらしいです。グリシーヌ役の島津冴子さんの気高い、お嬢様な声にぴったりの曲だと思います。勇壮で、力強い、「私は貴族、身を挺して民を守る義務がある」とでも言わんばかりの迫力があります。
・192455631(「3」ロベリアのテーマ)
私はドイツ語専攻なのでフランス語の読み方は分かりません。手拍子とバスドラムの重厚なリズムに乗せてロベリア役の井上喜久子さんが、タイトルの数字で表現されるロベリアの孤独感を歌い上げます。それが何処から来るのか?
説明するのは非常に難しいので興味のある方は「3」をプレイしてみてください。
・未来(「3」EDテーマ)
とってもアフリカンな曲。パーカッションを多用しており、民俗テイスト溢れています。最後は色んなシャウトや咆哮が入るので、賑やかなんですが「花咲く乙女」や「夢のつづき」とは一線を画しています。これまでのEDがアメリカやヨーロッパを舞台にしたミュージカルなら、この「未来」はライオンキングといったところでしょうか。「思わず拍手してしまう」ってことはないんですが、なんか次に続く、ここからが始まりみたいなそんな曲です。
とまぁ駆け足で紹介しましたがいかがでしたでしょうか? ちなみに「4」はシナリオが短い上、それほど印象に残る曲がなかったのでランクインしませんでした。これを読んで、聴いていただいて気に入ってもらえれば一ファンとして感無量です。