雪がすごいです。
普段はあまり積もらない町中でも、20センチくらいの積雪がありました。
雪ダルマが作りたくてしょうがない…☆
そんな中、雪をかき分け本屋さんへ。
作家の桜庭一樹さんが書評の中で、伊坂幸太郎さんの『砂漠』という本を取り上げていたので、どうしても読んでみたくなってしまって♪
近所の本屋さんは音楽が流れていて静かな雰囲気。
そこに当然、男の子の泣き声が響きました。
見ると、若いお父さんとお母さんが3才くらいの男の子を必死でなだめています。
男の子は涙声でしきりに「ワンワン! ワンワン!」(犬のこと?)と叫んでいて、こちらも必死に両親の袖を引っ張っている。
まさに火のついたような泣き方。お父さんとお母さんが声を荒げる度に、男の子の泣き声も負けじとヒートアップしていきます。
あらあら、と思ってながめていると、業を煮やしたらしいお父さんが「ピシッ!」 と男の子の頬を平手打ち!
「いいかげんにしないか!」と怒鳴って、泣き喚く男の子を抱えてとうとう店から連れ出して行きました…
静まりかえる店内。
その様子を見ていた店員さんも困ったような悲しい顔をしていて、目が合ったのでしばしお互い顔を見合わせてしまいました。
お父さんは周りのことを気にしていたみたいだけれど、大丈夫だよ、子どもは泣くものだってわかってるよ…
ゾウは、子どもが小さい時は、どんなイタズラをしても怒ったりしないそうです。
そのかわり、子どもが成長して、分別がわかるようになると、厳しくしつけます。
イタズラをしない時は、子どもに対してすごく優しいそうです。
子育ての経験もないので、わかったようなことは言えませんが、3才くらいの子にはもう厳しくしつけないといけないのかな? そりゃあ、時にはたたくことも必要だけれど、親の世間体(周りの人に迷惑)を守るためになにもたたかなくても… もっと子どもの話を聞いてやればいいのに…
少し前に読んだ本の中に、こんな話が載っていました。
混雑する電車の中で、小さな子が泣き出したことがあったんだそうです。お母さんはちょっと困ったような悲しい顔をしましたが、その子を両手で抱きかかえて、まるでひとかたまりのようにじっと抱きしめていたんだそうです。
すると、ぐずっていた子も、しだいに泣きやんだとか。
あの男の子、店の外でも怒られてなきゃいいけど…