2006年公開の映画、『ミス・ポター』のDVDを観ました♪
「ピーター・ラビット」の作者、ビアトリクス・ポターの半生を描いた映画です。
監督は『ベイブ』のクリス・ヌーナン。製作総指揮はポター役を演じたレニー・ゼルウィガー本人。『ブリジット・ジョーンズの日記』などで有名なアメリカの女優さん。
ところどころ、絵で描かれたピーターたちが、アニメーションで動くのが楽しい☆
30歳をすぎて独身のポターが、小さい頃から描いていた絵を、出版社に持ち込むところから物語りは始まります。
ところが担当になった編集者は、出版社のオーナー一家の末っ子。しかもこれが初仕事だという。
この弟には、家でおとなしく母親の相手をしていて欲しい編集者の兄たちは、ポターの本が失敗して、弟が会社の仕事から手を引くことを密かに願っています。
ところが、ポターの絵にほれ込んだ彼は、印刷所にまでポターを連れ込み…♪♪
そしてむかえる「ピーター・ラビット」誕生の瞬間!!
階級制度が根強いイギリス。
いいところのお嬢さんであるポターが(メイドが何人もいる)、作家とはいえ職業婦人となることは、当時のイギリスの女性の立場からすれば、とても珍しいことだったみたいです。
まして身分違いの商売人なんかと付き合うことに、当然母親は猛反対!!
ポターが同じくオールドミスの編集者のお姉さんと意気投合するところが面白かった☆
この編集者とポターは互いに惹かれ合うのですが、これがお互い、いい歳をした男女なので、ラブラブシーンが出てくるたびに(これがまるで高校生の恋愛みたい♪)思わず目をおおいたくなって困りました(^^;)
「おじさん~、おばさん~☆」と何度叫んで手足をバタつかせたことか(苦笑)
ところが、ところが後半、思わね展開にこのラブラブシーンが生きてくるのです!
「ウソでしょ!?」「どこかに隠れているんだよね?」「ポターの愛を試すための悪い冗談なんでしょ!?」「お願い……ウソであって…」
ポターがこんな波乱に満ちた人生を送ったとは知りませんでした!!
ポターが「何もできない…」と言ったとたん、思わずもらい泣き。
い、いい映画じゃないか~♪
ポターがお母さんと和解するセリフがお気に入りです☆
「お母様と理解し合えたの。…お互い理解するのはやめようって」♪♪(笑)
イギリスの湖水地方の美しい風景に、ピーターたちの楽しい動き。何より本作りが楽しそうでうらやましい~
「ピーター・ラビット」の売上げで、美しい景色を、農場を守ろうとするポターが素敵でした☆
思わず自分も絵が描きたくなって、ピーター・ラビットに挑戦!
…うわぁ、実際に描くとなるとやっぱり映画みたいにはいかないや。