上善如水

ホークの観察日記

晴天の霹靂 若年性脳梗塞になってみて

2014-10-22 12:55:42 | 健康・病気
本当に何が起こるかわかりませんね。

突然のめまいから自宅で倒れ、救急車で搬送、運ばれた病院で「若年性脳梗塞」と診断されました。

45歳以下の脳梗塞を「若年性脳梗塞」と呼ぶそうです。

救急車を呼ぶのが早かったため、発病から3時間以内だと、血液をサラサラにする点滴治療が行えるということで、危険性を説明された上で治療に同意。検査をいくつかしたあと、服を脱がされ尿道にカテーテルを入れられ、オムツ姿に。そこから血圧を下げながらの点滴治療に入りました。

ICUには2日間入っていましたが、血圧と心電図、脈拍などを測る機械につながれコードだらけ。点滴中は血管が広がるのかひどい頭痛に苦しめられました。コードが邪魔で寝返りもままならないため体の節々が痛くなりとても眠れません。血圧は165/110とか145/98とかに徐々に下がってきていたと思います。

言語障害、記憶の混乱はありませんでしたが、左半身がうまくコントロールできず、力が入りません。一般病棟に移った今も、左半身に麻痺が残っています。

リハビリである程度回復するそうですが、脳梗塞で死んでしまった脳細胞は元には戻らないとのこと。

このブログを打っている今も、左手がうまく動かずキーの押し間違いを何度も繰り返しながら文章を打っています。

脳梗塞は最悪そのまま死亡するケースや、重度の障害が残るケースがあるため、私の場合のように軽度の麻痺で済んだのは幸運とのことでした。

その後の検査でも、血液の流れはよく、なぜ詰まったのかわからないほどだと言われました。

現在は尿道カテーテルもはずれ、自分でトイレやお風呂に行けますし、手すりにつかまりながらですが歩行も大丈夫です。

一昨日から点滴もはずれ、リハビリも始まりました。

食事はお粥がつらくて(苦笑)、ようやくお米のご飯に変えてもらえましたが、食欲はあまりありません。

ちょっと動き回ったり、水分がとれないとひどく頭痛がするため、一日の大半を安静にしていないといけないのがつらいです。

あと集中力がもちません。

談話室に本があるのですが、2、3分でつらくなってきてしまう。

ま、ここまで来て無理に本を読むこともないとは思いますけどね(笑)




今後のことを考えると麻痺が残ってしまうのは不安ですが、ここは命が助かっただけでもよしとして、リハビリを頑張りたいと思います。

入院生活はやさしい看護師さんにお世話してもらって快適なのですが、入院が長引くと費用の面で破産してしまう(苦笑)

あと、言う事を聞かない患者に対しての強気の看護師さんはけっこう怖い(笑)

もう少し容態を観察しながら、検査とリハビリを続け、経過がいいようなら、薬を飲みながらリハビリに通うことになるとのことでした。

こうしてパソコンを打つのもいいリハビリになります。

21時消灯もけっこうつらいんですけどね。