日本人の知らない日本語3 祝!卒業編
価格:¥ 924(税込)
発売日:2012-03-08
ようやく買って来ました。
蛇蔵&海野凪子 著
『日本人の知らない日本語 3 祝! 卒業編』 (メディアファクトリー)
日本語学校でユニークな学生さんたちに囲まれ、日々奮闘する凪子先生の大人気シリーズもいよいよ3冊目。
日本ではすっかりおなじみのサンタクロース。
でもイギリスでは「ファーザークリスマス」と呼んだり、ドイツでは「クリスマス男」と「クリストキント」を信じている子供の方が多かったり、悪い子を罰する「黒いサンタ」さんもいるそうです。(それで悪い子をさらっていってしまうんです)
さらにロシアでは、クリスマスは12月じゃなくて1月。しかもサンタさんに似た人はいるけれど、孫娘を連れているんだとか。
し、知らなかった!
その他にも、「~アルヨ」と話す中国人のイメージがどうしてできたのかとか、ドイツ人が日本に来て、初めてバームクーヘンを見たとか(旧東ドイツの地方の郷土料理で一般的でないため)、そんな興味深い内容が今回もたくさん収録されています。
指を使った数の数え方もお国によってそれぞれあって、インド人が関節の数で数えるというのにはビックリ!(指先も数えます)
片手だけで16まで数えられる!!(親指で関節を差し示すので親指は数えません)
カタカナが実は漢字やひらがなよりも外国の方にはわかりにいくというのも、この本で知りました。
お酒の自動販売機に驚くスウェーデン人(スウェーデンでは政府直轄店に平日6時までに行かないと買えない)
日本のマンガで夏のシーンによく使われる「ミ~ンミ~ン」という擬音の意味が初めてわかったフランス人(フランスの北部地方にセミはいない)
お寺の池にたくさん亀がいるのを見て、「おいしそ~」とつぶやく中国人(苦笑)
世界にはいろんな価値観があって、多様な文化があって、とっても面白い☆
韓国の人に「僕の愛人になって下さい」と言われても驚かないように。
韓国や中国では「愛人」は日本でいう「恋人」(または配偶者)のことです(苦笑)
今回は早くも「4巻」の予告として、なんと「袋とじ」ページがおまけでついていました!
次回は日本を飛び出し、海外で日本語を学ぶ外国人を取材する内容だとか。
「袋とじ」だから買わなきゃ見られない。
これはいいイディアだなぁ~
ちょっとだけ紹介すると、貝原益軒の『養生訓』を教科書として使っているベルギーの日本語の授業なんかが紹介されています。
レベル高!
人々の「々」や佐々木の「々」
これは「おどり字」といってくり返しを表す記号だそうで、正式には漢字でさえないとか。
ワープロや携帯で一文字だけ打ちたい時は、「おなじ」と入れると「々」と変換されます。(機種によってはそうでないものもあります)
ご存知の方も多いのでしょうが、私は知りませんでした。
まさに「日本人の知らない日本語」!!
勉強になるな~♪♪
日本人も自分たちが使っている日本語にもっと情熱を持って接すれば、面白い発見がまだまだたくさんあることを教えてれるコミックエッセイ。
蛇蔵さんの絵柄もかわいくてとっても読みやすかったです。
あー、面白かった☆
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