前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

RHYMESTER 『そしてまた歌い出す』

2012-09-23 22:37:39 | クラシック以外の音楽
あたらしいShoes
鼓膜にあたらしいBeats
路上にあたらしいFlyer
聴こえる あたらしい あたらしい音楽

あたらしいNews
鼓膜にあたらしいPain
心にあたらしいFire
産まれる あたらしい あたらしい音楽

そしてまた歌い出す・・・


HipHopは全くの門外漢でしたが・・・こんな素晴らしい歌があったのですね。

RHYMESTER『そしてまた歌い出す』



一服ざる&さる天使



ダメだ。何度聴いても涙が止まらん・・・



今やもう「歌ってる場合じゃない」んだそうだ 
悲惨な世界前にしてあなたは問う
「歌ってる場合じゃない」世相なのかも知れんと 
口ごもりただ戸惑う
確かにあの優しい旋律 
かき消すほどやかましい現実
飛び交う銃声と噂話 
に対してなんて無力な憂さ晴らし
要は無駄か?この歌と言葉は 
どうも疑いがち 利口なオトナは
だがオレに言わせりゃだから出番 
大ケガ上等なバカだけが
でっかい賭けにまたいずれは勝つ 
もしくはその日をいつまでだって待つ
先人たちのように背筋伸ばす 
古臭い悲観を全部吹き飛ばす
あなたこそ現にそうしてきたはず 
かつてオレを救った奇跡のヴァース
そのバトンを次の誰かに渡す 
チャンスを信じてまた奮い立たすから
歌ってる場合ですよ! 
どんな時代だってこの世に人がいる限り
歌ってる場合ですよ! 
あなたも止めないさきっと声続く限り


RHYMESTER 『POP LIFE』

坂本龍一 WAR HEAD(ウォー・ヘッド)

2011-10-14 23:17:48 | クラシック以外の音楽
ここらで一つ、サカモト君の曲も紹介しておかないと・・・。


坂本龍一氏といえば、すでにYMO以降の活躍・実績の方が一般的かもしれません。

代表曲もソロ・ワークスの中では
「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲(Merry Christmas Mr Lawrence)や
CMに使われて大ヒットした「エナジー・フロー(Energy flow)」
などを挙げる人が多いでしょう。

でも、少年時代にYMOブームにぶち当たった自分にとって
ソロ・ワークスのベストといえば1980年に発売された「WAR HEAD」になります。
まあ、ソロ・ワークスといっても参加ミュージシャンを見ればYMOとほとんど変わらないんですけど。

ネットで調べると坂本氏の曲で一番好き、という方が結構多いですね。
曰く、最もアグレッシブ、最もロック等々・・・
(ちなみに「WARHEAD」はミサイルなどの弾頭という意味だそうです)


この曲のカッコよさは、なんといっても曲前半で、
意味深?な単語や短いセンテンスを"ラップ調"というかシャウト気味に歌う
クリス・モズデル氏(Chris Mosdell)に負うところが大きいでしょう。

  Sure cuts you down to size
  The Angry-Young-Man BLAM-BLAM!
  Blue-gun-eyes
  A nice knife smile
  Man, it's Ghingus Khan

ちなみにクリス・モズデル氏はYMOの英詞を担当していますが(「WAR HEAD」の歌詞も)、
それ以外にも幅広く活躍している凄いお方なんですね。

曲後半は、歌詞が聴き取れないほどボコーダーで歪められた坂本氏の歌。


当時買ったシングル盤(EP)は紫色のカラーレコードでした。
そういうことも含めて全てがカッコよかった!


(私の文章力ではどういう曲か表現できないので、興味のある方は「ゆうつうべ」をご覧下さい)

ゆらゆら帝国 『空洞です』

2011-09-11 12:34:19 | クラシック以外の音楽
ゆらゆら帝国のアルバム『空洞です』を聴きました。


思春期の多感な頃は、歌詞を読んで
「まるで今の自分の気持ちを歌っているようだ」と共感することもありました。

よく覚えているのは、井上陽水の「傘がない」という曲です。

世の中のこと、国家のこと、深刻な問題は沢山ある
でも、自分にとって今一番重大なのは、君に会いに行くのに傘が無いことだ・・・
という内容です。

それが、いつの頃か、自分が考えたこともないような価値観、
見たこともないような世界観を歌った歌を好むようになりました。
何度も書いていますが「自分には見えない世界」を表現したものが。


  ぼくの心をあなたは奪い去った
  俺は空洞 でかい空洞
  全て残らずあなたは奪い去った
  俺は空洞 面白い


でも、美しいメロディにのせてこんな詩を歌われたら、やはり心に響きます。
(詩の本当の意味?が、何であったとしても)


ゆらゆら帝国は、アルバム『空洞です』を最後に2010年3月31日に解散しました。
理由は「『空洞です』の先にあるものを見つけられなかった・・・完全に出来上がってしまった」
ということのようです。



ゆらゆら帝国『空洞です』

 01.おはようまだやろう
 02.できない
 03.あえて抵抗しない
 04.やさしい動物
 05.まだ生きている
 06.なんとなく夢を
 07.美しい
 08.学校へ行ってきます
 09.ひとりぼっちの人工衛星
 10.空洞です


LIVE HOUSE 下北沢屋根裏 『IntRock Party vol.2』

2011-05-01 01:22:27 | クラシック以外の音楽
LIVE HOUSE 下北沢屋根裏に行ってきました。

出演バンドは以下の通りです。

1.the droogies
2.羅刹ガットウィズム
3.TEXAS STYLE
4.THE VALVES
5.PUNCH-LINE




ライブハウスに行ったのは数年ぶりのことです。
以前は下北沢のライブハウス、
Club251、Club Que、SHELTERなどにはよく行きましたが、屋根裏は初めてです。

他に比べても一際小さいですね。
ベースやドラムの爆音がジーンズの裾を震わす感じ、懐かしいです。


自分の年齢の1/2からせいぜい3/4位の方ばかりですし、
すでに前列でこぶしを振り上げるだけの体力もありませんので、
後方で静かに聴いていました。

どのバンドも結構うまかったですね。
以前ライブに行っていたころは、聴くに堪えないようなのもありましたけど。


the droogiesは爆音に負けず、ボーカルの太い声がよく響いていました。

TEXAS STYLEは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの影響があるのかと・・・。
シンディー(だったと思う)とか名前が歌詞に出てきたり、あと曲の展開とか。
ミッシェルの「bowling machine'」のような始まり方の曲もあったりして。
(違ってたらすみません)

一番よかったのは羅刹ガットウィズムです。
ラッツ&スターの「め組のひと」のカバーから、という意表を突いた始まり。
ファンクっぽいリズムの曲があったり、いろんな要素が入っていて飽きさせません。
無料サンプルCDをありがたく貰って帰りました。


3時間以上立ちっぱなしだったので、腰が・・・。
今、少々耳が遠いです。

ゆらゆら帝国 CLIPS 1998-2003

2011-01-11 00:00:01 | クラシック以外の音楽
ゆらゆら帝国のビデオクリップ集のDVD
『ゆらゆら帝国 CLIPS 1998-2003』を中古で買いました。

ゆらゆら帝国は2010年3月に残念ながら解散してしまいましたが、
一度だけライブを観る機会がありました。
(CDは今でもよく聴いています)


独特の世界観と個性的な見た目(失礼)を持ったバンドで
TV番組に出るいわゆる一般的な"ロック・バンド"とは異なりますが、
ロックファンからは絶大な支持を集めていたバンドです。

私自身もどこが"カッコいい"のかうまく説明することができないのですが、
兎に角、絶対的に"カッコいい"ことは確かです。

外見やジャンルは、
私が好きだったミッシェル・ガン・エレファントとは全く違いますが・・・。


このDVDに収められている「夜行性の生き物3匹」は
2004年「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」の
「ベスト・オルタナティブ・ビデオ」賞に輝いた作品です。

初めて見た時は衝撃を受けました。

最近、YouTubeで見直して改めてその凄さに嵌りDVDを買ってしまった次第です。


曲に合わせて三人の阿波踊り隊が延々と踊り続けます。踊るだけです。
ただ、その踊りの凄いこと!(特に真ん中の人!!)

YouTubeのコメントでも、
「真ん中、段違い」「真ん中神だな」と綴られています。

私のように阿波踊りを踊ったことも間近で見たこともない人間にも
その凄さがわかります。
決して派手ではなく、ひょっとこ面を被って淡々と踊る姿の美しさ。
微動だにしない体幹。腕の振りの正確さ。

※興味がありましたら是非見て下さい。URLはココ
http://www.youtube.com/watch?v=n_dk8ChdCA8


繰り返し繰り返し、何度見ても飽きません。
・・・・と何度も見ているうちに、ふと思いました。

両脇の二人は真ん中の人を引き立てるように控えて踊っているだ、
これは踊り手三人の"フォーメーション"として完璧に完成されているのだ、と。
そう考えると尚更凄い・・・。


単調なリズムの繰り返し(の音楽)で、同じような振り付けの踊りを続ける、
という意味では、以前に書いた、ROSAS『FASE』(ローザス『ファーズ』)
を思い出します。

ジャンルも踊りも全く異なるので比較するのは無意味かもしれませんが、
私としては「夜行性の生き物3匹」に軍配を上げます。



ちなみに、阿波踊りを踊っている三人の方々は
「高円寺阿波踊り連協会所属 ひょっとこ連」の方々だそうです。
市井にも凄い人たちがいるものです。