前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

教会探訪【File.069】:カトリック成城教会

2021-11-23 20:45:36 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

★聖堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆カトリック成城教会(教会堂名:聖タデオ)
住所:東京都世田谷区成城(小田急線成城学園前駅)
創立:1955年


成城学園前駅より徒歩2分という好立地にあります。



コンクリートの落ち着いた外観です。



聖堂内です。白い壁は漆喰でしょうか。
前方の光る祭壇に目が吸い寄せられます。



左にマリア像、右は聖堂名にもなっている聖タデオの像。
聖タデオは十二使徒の一人で聖タダイとも呼ばれています。



十字架を囲んで輝く七つの星は
アンジェリコの「キリストの変容」をモチーフにしたそうです。



祭壇左奥に十字架をデザインしたステンドグラスがあります。



壁のガラスも十字架をデザインしているようですね。



聖堂二階にはパイプオルガンがありました。



屋根は瓦です。

聖堂内を観た時、
温かみのある白壁や入口脇にある丸みを帯びた十字の形、ステンドグラスの色使いなど
長崎で訪問した【File.030】聖フィリッポ教会を思い出しました。

調べてみたら聖フィリッポ教会と同じく、今井兼次氏の設計でした。

70年近く前の建物とは思えない、とても美しい教会です。



教会探訪【File.068】:カトリック下井草教会

2021-10-27 21:48:04 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

★聖堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆カトリック下井草教会(教会堂名:キリスト信者の扶助者聖マリア)
住所:東京都杉並区井草(西武新宿線井荻駅)
創立:1956年


1956年に完成したネオロマネスク風の聖堂だそうです。



【File.005】カトリック碑文谷教会と同じくサレジオ修道会が運営しています。
そういえば碑文谷教会(通称「サレジオ教会」)も屋根がミントグリーンでした。



聖堂内です。
歴史を感じさせる立派な聖堂ですね。



左右のステンドグラスです。



これらも形など碑文谷教会のステンドグラスとよく似ています。






祭壇です。



後方です。振り向いてもそこには十字架が。



二階左にパイプオルガンがあります。
ステンドグラスと共にイタリアから贈られたものだそうです。



聖堂左手奥にある小聖堂です。


「サレジオ教会」と同様、独特の雰囲気がありました。
落ち着いた華やかさ、とでもいいましょうか。美しい。




聖堂外にあるルルドの聖母像

教会探訪【File.067】:聖オルバン教会(日本聖公会)

2021-10-14 22:51:04 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

※礼拝堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆聖オルバン教会(日本聖公会)
住所:東京都港区(東京メトロ日比谷線神谷町駅)
創立:現在の聖堂は1956年に完成



聖アンデレ教会の隣にあります。こちらも日本聖公会の教会です。
礼拝等、全て英語で行われるそうです。



【File.033】カトリック目黒教会
【File.052】カトリック豊島教会と同じく
アントニン・レーモンド氏による設計。



カトリック教会ではないので、あまり期待していなかったのですが・・・
さすがはアントニン・レーモンド!

剝き出しの梁が重なる向こうにライトアップされた十字架。
この荘厳な雰囲気は目黒教会、豊島教会に通じます。



祭壇です。






すぐそばを車道が通っていますが、そんな喧噪を忘れさせてくれます。



後方にパイプオルガン。
屋根の傾きに沿ってパイプが並んでいます。


都内近郊にはまだいくつか、レーモンド氏設計の教会・聖堂がありますので
是非とも訪問したいですね。

教会探訪【File.066】:聖アンデレ教会(日本聖公会)

2021-10-13 22:24:31 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

※礼拝堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆聖アンデレ教会(日本聖公会)
住所:東京都港区(東京メトロ日比谷線神谷町駅)
創立:1879年(現在の聖堂は1996年に完成)

こちらはイギリス国教会の流れをくむ日本聖公会の教会です。
東京教区の主教座聖堂(カテドラル)になります。


福沢諭吉の援助を受けて1879年に完成。
その後、地震や戦争による消失等を経て現在の聖堂になったとのこと。






入口のアーチが美しいです。



聖堂内です。
やはりカトリック教会に比べて質素ですが
広々とした空間は主教座聖堂らしい佇まいです。



祭壇上の天井は変わった形をしていますね。



聖櫃です。



聖堂後方。



2階右手に小さいですがパイプオルガンがありました。






道路を挟んだ向かい側に
フリーメイソン本部「Tokyo Masonic Center」があります。

このコンパスの頂点と写り込んだ教会の頂点を合わせると幸運が訪れるとか・・・
信じるか信じないかはあなた次第

教会探訪【File.065】:市川教会(日本福音ルーテル教会)

2021-05-15 20:36:10 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

※礼拝堂内は「祈りの場」なので、信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆市川教会(日本福音ルーテル教会)
住所:千葉県市川市
創立:1955年

こちらはルター派(プロテスタント)の教会になります。


牧師先生がいらっしゃって、お話を伺いながら見学させていただきました。
登録有形文化財(建造物)の由緒ある建物です。



高い天井、木造の温かみ、美しい。
窓から十字架に光が差し込んでいます。



壁にはアンジェリコの「受胎告知」がかかっています。



カトリックと違ってやはりシンプルです。
左手にグランドピアノが映っています。教会では珍しいですね。



オルガンは二階にありましたが、演奏できる方がなかなかいないとのこと。



二階から撮りました。



建物は四階建てになります。
こちらは三階で、垂れ下がった紐で鐘楼を鳴らすそうです。
10年ほど前に保存修理工事が行われ、鉄筋で耐震補強されています。



教会が建つ前は、陸軍将校のお屋敷?だったそうです。
そのために、なんと床下には防空壕が掘られており、それが残っています。
(防空壕のある教会、初めて観ました)



正直、これほど素晴らしい教会だとは想像していませんでした。
アメリカの建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの晩年の作品。


因みに、このウィリアム・メレル・ヴォーリズさん。
Wikipediaによると
ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人として
メンソレータムを広く日本に普及させた実業家でもあるとのこと。

また日本人と結婚し、のちに日本に帰化。
「一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)」と名乗ったそうです。