前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調(庄司紗矢香)

2025-02-02 18:42:40 | クラシック音楽
You Tubeでシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴きました(観ました)。

ヴァイオリン:庄司紗矢香
指揮:ラハフ・シャニ
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
2022年10月、テルアビブでのライブです。


https://www.youtube.com/watch?v=d388O4WxOD4

庄司紗矢香さんには「若手ヴァイオリニスト」のイメージがあったのですが
1983年1月生まれなので、この演奏の時はすでに39歳だったのですね。

以前にCDで聴いた時は、正直あまり印象に残っていなかったのですが
このライブでの演奏は本当に素晴らしい。

最初は髪をピンで留めていましたが、終楽章の時には外れてしまったのか(外したのか)
俯き加減で髪を振り乱してヴァイオリンを弾く姿はに鬼気迫るものがあります。
小柄な体躯からは想像できないダイナミックな、何かが乗り移ったような神懸った演奏です。

私は楽器は全く演奏できない聴くだけの素人ですが、
ヴァイオリン曲を聴く時に注目するのは、音量と弓(ボウイング)の速さです。

You Tubeで他の人のライブも併せて色々聴いた(観た)のですが
この演奏は(少なくとも女性ヴァイオリニストの中では)圧倒的な名演だと思います。
特に終盤(33:00~辺り)、重音をグリッサンドで奏でる部分は鳥肌もので涙が溢れてきます。
グッと身体を捩じるところがカッコいいんですよね。

是非、生演奏を聴いてみたいです。
コメント
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