散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

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「全席が優先座席」・・・こんな世界があったんですね。

2007年11月14日 22時19分43秒 | 徒然なるままに
写真:街角ウォッチングから道端で咲く「毛朝鮮朝顔」

ちと古いニュースですが・・・
なんでも阪急電鉄は、1999年に、「車両・全席が優先座席」と言う考え方で、電車内から優先座席を撤廃していたようです。理由は、性善説立場から、席が空いていれば健常者でも座るし、逆に優先座席でなくともお年寄りや身体の不自由な人が来れば席を譲るのが一般的な思いだから。だから、わざわざ優先席を設けると、健常者が座ってはいけないのかと思われることを嫌い廃止したようです。

しかしながら、昨今の株主総会で株主より「優先座席を設けてほしい」と毎回のように要望されたそうです、これで、阪急が、一般的な性善説に基づくモラルを期待して、始めた「全席が優先座席」が脆くも崩れ去ってしまいました。

この制度を同様に取り入れていた鉄道会社があったんですね。2003年12月から横浜市営地下鉄が「全席優先席」を、取り入れて、現在のところ続いているようですが、今後、どうなりますかね。市営だから株主総会もないし、利用者の生の声を聞く機会がどこかにあるのでしょうか?

本来ならこのような「車両・全席が優先座席」的な考え方は、当然、全国的に普及すべきだと思うのですが、それが全社的に上手く行くかどうか・・・性善説的な考え方は、本来、乗り物に乗る個々の「思い」や「判断力」、「意識」や「心」が問われる事にあると思います。当然、譲り合いの精神は、誰でも持っていると思いますし、自然に実践することが本道だと思います。それが何故・・・人のモラルとは何でしょうか。ちょっと考えさせられてしまいました。

でも、席をすすめるために席を立つには、周囲も気になるし、相手から拒否されたらどうしようとか、相手方の反応も気になるし、勇気がいるんですよね。でも、慣れれば、平気に声をかけ、譲ることが出来ます。多分、最初の第一歩の勇気さえ持てばと思うことも多し。と言うことで、私は、考えることなく、速やかに立つ事にしています。それに慣れてしまったようです。

ただ、私の場合、反対に席を勧められた時の対応に困ってしまいます。どう答えてよいものか・・・私は、基本的に健常者と同じと思っているので、丁寧に断り遠慮しますが、その時に、善意で声をかけてくれた相手のなんともいえない反応に、苦悩してしまうのです。そのせいか、最近、意識的にその優先席周辺に近寄らないようにしているかも知れません。

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