散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

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地鶏の定義って・・・

2007年11月15日 22時00分17秒 | 徒然なるままに
写真:街角ウォッチングから:道端のコスモス(どこぞの庭から脱出成功組)

先日のAsahi comに載っていましたが、最近、巷を賑わしている地鶏の定義。自分的には、昔、田舎で、地べたの上(俗に放し飼い)で飼われている、昔ながらの鶏のことだろうなと思っていました。でも、それだと、ブロイラーなんかも地べたで飼われると地鶏になるんですよね。読んでいて、思わず!うっ!と・・・

本来的な「地鶏」の定義は、日本農林規格(JAS)法によって、1999年に定められているんですね。

(1)国内在来種の血統が50%以上
(2)生後80日以上飼育
(3)28日目以降は1平方メートルあたり10羽以下の密度で地面を動き回れるように飼育――と定めている。

なるほど、最近、宮崎産の鶏の販売でも「地鶏」という言葉が商品名(.タイトル)の表舞台から取り消された理由が見えてきました。(1)なんかにひかかることが多いのでしょうね。ブロイラーなんか完全に対象外ですもんね。何が問題かといえば、ブロイラーなんかの鶏の加工品を地鶏加工品として販売すると、景品表示法に違反するようです。

地鶏の火付け役の東国原宮崎県知事が「JAS法に地鶏の規定がある一方で、昔から慣例的に地域で育ったものを地鶏と言ったりもする。」ので、定義を厳密に整理する必要があるとコメントしたようですが・・・確かに納得・・・

でも、美味けりゃ、タイトルはどうでもよいのですが・・・とついつい思ってしまいます。食品のネームバリューの威力(販売実績)は、凄いものがあるんでしょうね。特に、東国原宮崎県知事が押す宮崎産地鶏については・・・

ちなみに鶏は一般的に「国産銘柄鶏」と言い、その中で「地鶏」及び「銘柄鶏」(種鶏及び採卵鶏を除く。)の二種に区分けされています。

そのうち地鶏は、上記にも書きましたが、ガイドラインによると「在来種の純系によるもの、又は在来種を両親か片親に使ったもので、在来種由来の血液百分率が50%以上のものをいう。生産方法では、飼育期間が80日以上であり、28日令以降平飼いや1㎡当り10羽以下での飼育が必要である。」

また、「銘柄鶏」とは、両親が地鶏に比べ増体に優れた肉専用種といわれるもので、できた素びなの羽色が褐色系で赤どりといわれるものとブロイラーといわれる通常の若どり(チキン)の場合があり、いずれの場合も親の鶏種(*)とともに、通常の飼育方法(飼料内容、出荷日令等)と異なり工夫を加えた内容を明らかにした次の表示を食鳥処理場の出荷段階のパッケージ等に行ったものをいう。

親の鶏種

(1)赤どり:シェーバーレッドブロ、レッドコーニッシュ、レッドプリマスロック、       プレノアール等

(2)ブロイラー:ホワイトコーニッシュ、ホワイトロック等

なんか、鶏肉って、ずいぶん奥が深いですね・・・

「国産銘柄鶏」の定義及び表示
http://jca.lin.go.jp/gaidorainn/gaidorainn06.html

鶏肉表示のガイドラインの作成について
http://jca.lin.go.jp/gaidorainn/gaidoraiinn.html
1.「特別飼育鶏」の定義及び表示
2.「熟成むね肉」の定義及び表示
3.「成鶏肉」及び「種鶏肉」の表示
4.流通段階における凍結品等の表示
5.「国産銘柄鶏」の定義及び表示

天気:晴れ
気温:最低温度9.1:℃ / 最高温度:21.2℃
ウォーキング:16656歩 / 消費カロリー:492.90 Kcal
歩行距離:約10.83km