妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

じゃが芋の皮むき20分かかって完了

2011-11-11 00:08:42 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 現在 要介護5で老健に入所中です

特養のデイ利用時の日記から(要介護2)

平成17年7月23日(土)

家事は、ほとんどやらなくなりました。

食事、洗濯、掃除は、私の仕事と思って苦になりませんが

異常というより異様な行動には、実害が無くても苦痛です。

 

施設からの便り

ご主人が言うように、こちらの豚汁のじゃが芋の皮むきを

お願いすると、どうやるのか?や、皮ひきは?や、少し洗わないと・・・など

たった二つのいもの皮をむくのに約20分かかりました。

 

一緒に居るご主人は、みているだけでお疲れ様です。

 

振り返って

妻は仕事一途に生きてきた人間です。

家事のほか、日常生活等の作業手順が、徐々に機能不良になってきていた。

働く意欲は無意識に持ち続けていた。

 

本人は、思うように出来ないというより思考が連続して働かないので

行動が切れ切れ、になってしまう。

 

ともかく、じゃが芋の皮むき20分かかって完了したのは

すごいことだと思う。

 

妻の異様な行動・・・苦痛です と書きましたが

私が被害者ということなのか、妻のあまりの変様に心を痛めたのか

その時の心境は、推し計れませんが、多分両方だったと思います。