元みかん作り名人が、後継者の息子が栽培した極早生みかんの「ゆら早生みかん」を軽トラに積んで持って来てくれた。
元名人:『今年は雨が少なかったのでコマ(ミニサイズ)が多い。そやけど甘いで。ほしいだけ空コンテナ持って来て』と。
荷台をみるとアチコチに配るつもりなのか、みかんの入ったコンテナが10杯ほど積まれていた。
1個、味見してみた。高糖度系だけに甘かった。酸も切れていた。
自分:「4杯もらってもかまへん?」
元名人:『かまへん かまへん』
遠慮なくコンテナ4杯を用意し、移し替えた。
自分:「もらってばかりで悪いなあ。今、前の畑で大根と白菜が順調に育っている。大根の麹漬け、白菜の漬物、もうちょっと待っといて」
以前、2軒の農家からもらっていた「日南」などの極早生みかんコンテナ4杯分は、子どもや親戚にも分けたので倉庫には少ししか残っていなかったので、グッドタイミングだった。
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極早生みかんの収穫は、ほぼ終盤。11月になれば、周辺農家で生産量が最も多い「早生みかん」の収穫がボツボツ始まる。
その「早生みかん」が貰える11月中下旬ぐらいまでには、今回もらったコンテナ4杯の「ゆら早生みかん」も、子どもや親戚に配ったりで丁度良い具合になくなってしまいそう。
・・・感謝 忘れたらアカン・・・
栽培の大変さを知っているだけに、1個1個、心して味わわなきゃ。
わざわざ持って来てくれた農家にも感謝しなきゃ。
みかん産地に生まれ育ったことにも感謝しなきゃ。
そうでなきゃバチがあたる。
そう自分に言い聞かせた。