雨で1日遅れたが、春の選抜高校野球が今日から始まった。
球児にとってあこがれの甲子園。コロナ禍だけに、勝敗は別にして代表校には甲子園の土だけは踏ませてあげたい。
・・・近畿代表校の運・不運・・・
昨秋の神宮大会で近畿地区代表の「大阪桐蔭」が優勝してくれたおかげで近畿地区の代表枠が増え、その恩恵に預かったのが「市立和歌山」。滋賀の「近江」は惜しくも補欠校になった。
それが大会直前になって近畿地区代表の「京都国際」が部員のコロナ感染で欠場となり、代わりに補欠校だった滋賀の「近江」が出場することになった。あきらめていた甲子園に、ぶっつけ本番で出場することになった。
・・・代表になった県内の「和歌山東」と「市立和歌山」・・・
県大会の優勝校は「市立和歌山」で「和歌山東」は2位校。
近畿大会では、「和歌山東」が準優勝し、「市立和歌山」はベスト8。
報道では、「市立和歌山」の米田投手がプロも注目する逸材と評価されている。でも、昨年以上に打力が弱すぎる気がする。
甲子園で勝つとすればロースコアの試合。1回戦の対戦相手は、超高校級と言われる佐々木選手を擁する花巻東。抑え込まないと勝ち目はない。
甲子園初出場の「和歌山東」は、全国的に注目されるような選手はいないが、機動力と粘り強さがある。
県大会の新人戦でコールド負けした「智辯和歌山」相手に、近畿大会出場がかかった試合で勝った。
勝因は、選手の素質・能力ではなく「魂」で勝ったという高校生らしいチーム。
この2校、甲子園に残ってくれている限り、テレビの前からは離れなくなる。
・・・和歌山東 勝った!・・・
初日の今日、岡山の倉敷工と対戦した。テレビ観戦した。
1対1の延長11回表、ようやく機動力を発揮し、一挙7点の大量得点で勝った。
勝因は、打撃力のある相手打線を抑えた麻田投手、8回裏のピンチを切り抜けたリリーフ投手、投手交代した監督の采配に尽きる。
勝って当たり前の「智辯和歌山」と違って、ハラハラドキドキのしっ放しだった。でも、よう頑張った。
「魂の野球」を初めてみせてもらった。