自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クロヒラタアブの卵

2023-11-12 | 昆虫

畑地の片隅にて。

セイヨウタンポポん花がいくつか咲いていて,アキノノゲシがまだ頑張っています。そこにおもしろい現象が生まれています。というか,あたりまえの,それでいて典型的な食物連鎖のシーンが見られるのです。

アキノノゲシのはアブラムシがどっさり。アキノノゲシに含まれる汁が大好きなのです。そこにはよくヒラタアブのなかまが産卵します。幼虫がアブラムシを食べて育つからです。卵を探すと一つありました。どうやらクロヒラタアブの卵のよう。

 

卵の色は真っ白。孵化する兆候はまだありません。このまま観察を続けて,できれば孵化シーンを撮影したいと思います。

 

このアブラムシが大好物の昆虫がナナホシテントウ。その幼虫がいました。もちろん,幼虫にとっても大好物。

 

傍のタンポポの花を見ると,ホソヒラタアブが盛んに花粉を舐めていました。

 

昆虫同士のつながりがよくわかる展開です。おもしろいぐらいにつながって見えます。