1月13日(月)。マンサクの花が咲く頃を迎えました。蕾を見ていると,こころもち萼片が開きかけたかなといった感じ。
ユスリカのなかまが何匹か来ていました。毎年,この花をたのしみにしている昆虫の一つです。
1月16日(木)。花弁が開いた花を見つけました。鼻を近づけて匂ったのですが,これでは匂いはちっとも感じられません。
これからどんな昆虫がやって来るか,たのしみにしています。
以下は,ついで話です。先日,地元写真家である大家の先生と話しているとき,問われたのが次のことでした。
「冬に昆虫が出てくるものなのですか」「どうやって見つけるのですか」
昆虫と花との関係をわたしはこう話しました。
「冬に咲く花があります。たとえばサザンカ,ロウバイです。花弁に色が付いていたり,匂いを放ったりしています。花のこころを推察したら,色や匂いはある種の昆虫に呼び掛ける作戦と考えてよいのではないでしょうか。すると,冬に咲く花に注目,といったところでしょうか」
大家の先生いわく,「ははーん,自然にはしくみがちゃんとあるんですな。みごとですな。それを考えて昆虫を追うって,おもしろいでしょう。だれにだって簡単にできる話じゃありませんからね」。