夕方,公園の山麓にて。
低い山がぽこんと独立してある公園です。その裾にはササが生えています。毎年そこで見かけるのがキマダラセセリの卵。今夏はササがかなり刈り取られたので,卵が見つかりませんでした。
それでも「ないかなあ」と思って探しました。かなり探した結果,やっと蛹が一つだけ見つかりました。それはササの茂みから草地に突き出した茎,その茎の葉裏にありました。
しばらくこのままで観察を続けることにします。
蛹化後,一週間もあれば羽化するのではないでしょうか。
変化がはっきり現れれば,採取して観察を続けようと思っています。以上が発見一日目のことです。
発見二日目。午後です。色の変化はないようです。
発見四日目。夕方。「まだ羽化していないだろう」と思い,確認する気持ちで行くと……。なんとすでに羽化済み! 残念。三日目か,あるいはこの日に羽化したのでしょう。大変化を記録できなくて,「うーん,油断大敵!」と反省。採取しておくべきでした。でも,今後まだまだチャンスが巡って来ると期待しています。