ラッキョウの花を訪れる昆虫に当たり前ながら入るのがツマグロキンバエ。どの花でも見かけるほど見慣れた昆虫です。からだに付着した花粉がその活動ぶりを雄弁に物語っています。
ツマグロキンバエが一匹じっとしていたので,シャッターチャンスだとばかりに,接写で何枚も撮りました。眼の付き方からオスとわかります。
独特の縞模様がこの種を特徴づけています。
個眼がいったいいくつ並んでいるのかとついつい思ってしまいます。しかし,数える気にはなかなかなれそうもありません。
反対側から写しました。
正面から撮りました。生きていくうえで眼がどんなに重要な役割を果たしているか,そのことがじゅうぶん伝わってきます。
ミクロな世界は常識的な日常の目ではとらえきれません。注視しなくては見えないし,凝視しても見え切れません。