今,カメムシが地域で大量発生しています。病虫害防除所から病害虫発生予察注意報という,いかめしい名の付いたお知らせが出ています。
我が家の畑では,ジャガイモに続いてピーマン類にホオズキカメムシがわんさか付いています。おまけにニジュウヤホシテントウも。わたしの経験でも,これほどの発生は記憶にありません。ホオズキカメムシもニジュウヤホシテントウもはナス科植物が大好きなので,このまま放っていれば吸汁による被害がいろんな野菜に出て来ると予想されます。
成虫や幼虫が闊歩するほか,葉の表や裏にも卵があちこち産み付けられています。孵化も観察したいのですが,それ用の卵はいくつか置いておき,他は葉を切り取って始末することにします。そうでないと,どんどん殖えていくのは目に見えています。
幼虫や成虫の退治するのに農薬は極力使いたくありません。とりわけ収穫時やその直前に散布するのは,健康被害を思うと絶対に避けなくては。
そこで今回採用したのはペットボトルを活用した捕獲器です。ポピュラーな道具です。使うのはこれと箸。容器をカメムシの下辺りに持って行って,箸で落とすと穴に落下。地面に落ちたものは擬死して動かなくなります。それを箸でつまんで穴から投入。
それにしても,退治するのに相当な根気と期間がいりそうです。