自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22春 虫の目レンズは友 ~ネコヤナギ~

2022-03-21 | 

3月。春になりました。しかし,それは名ばかりのようで,寒風が吹く日は寒さが身に沁みます。

ところで,自然はとても素直で,きっちりしています。ネコヤナギの花穂がわずかな気温の変化を敏感に感じとっているようで,枝のあちこちで膨らみかけました。はじめはまったく目立たず,あちらに一つ,こちらに一つといった感じだったのですが,この頃になって急にその数が増し始めました。

 

撮っていると,ずっと向こうを電車が走って行きました。

 

水が流れ落ちます。この瞬間,日が少しだけ射しました。水面がきらきらっと小さな波をつくりました。

 

ネコヤナギのあるこの風景をまだまだ撮ろうと思っています。花穂から蕊が覗くのを見届けるつもりでいます。

 

 


'22冬 虫の目レンズは友 ~ツチイナゴ~

2022-03-20 | 昆虫

晩冬の日暮れ時です。落ち葉の上を歩いていると、ツチイナゴが飛び出してきました。暖かくなってきたので、からだがうずうずしているのでしょう。目覚めたようです。

フユイチゴの茎にとまってじっとしていました。

 

指で触れると、飛んで移動。今度は木の小枝にとまって静止。地面から20cmほどの高さでしょうか。見上げるようにして撮影しました。

 

無事に冬を生き延びて、今、春の到来を愛でているようです。「いいなあ」。

 


チューリップの実生,とことん挑戦(19)

2022-03-19 | 植物

3月6日(日)。今日新たに確認した発芽数はA箱が9,B箱が16,C箱はなし,で,合計25個。総数が523個となりました。500個を越したので,これ以上数えるのをやめます。実際,今後発芽してもほんのわずかでしょうから。

 

そして,カウント用の爪楊枝を取り除くことにします。

3月10日(木)。茎・葉の先端がまだ曲がったままです。種皮がついたままのものも。

 

にぎやかなほどに発芽が続いています。

 

林立しています。

 

やがて茎は真っすぐに伸びます。

 

長いものでは地面からの高さが6cmになっているものもあります。

 

ところで,地中の様子はどうなのでしょうか。

 


'22冬 虫の目レンズは友 ~マンサク・ツマグロキンバエ~

2022-03-18 | マンサク

マンサクが満開です。晴れた日にはツマグロキンバエがよく訪れます。ここで虫の目レンズで撮ったことはないので,一度撮っておこうとチャンスを狙っていました。

幸いチャンスが来たのですが,被写体自体がとても小さいのでなかなか思うように撮れません。かろうじて雰囲気だけは記録できました。ただ,上の方の花だったので遠景を入れることは叶いませんでした。

 

別の花です。周りの環境はすこしだけわかります。これ以上近づくと逃げられそうだったので,近づくのをやめました。

 

春の陽射しがちょっと感じとれるかなと思います。マンサクは最後の力を振り絞って花を大きく開いているようです。

 


'22 マンサクと昆虫(9) ~ホソヒラタアブ~

2022-03-17 | マンサク

今冬,マンサクでホソヒラタアブを見かけたのはこれで二回目です。前はカメラがなく撮影できませんでした。今回はとっさのことで光量不足。ピントも合っていません。それで,状況証拠程度の写真になります。

 

数枚写したのですが,ことごとくそんな写り方で残念至極。記事にするにしてはなんとも申し訳ございません。

今回の目撃で改めてしっかり捉え直した点があります。それはホソヒラタアブは蛹でも成虫でも越冬しているということです。やはりハエのなかまらしいですね。以前の観察でもはっきりわかっていたものの,"改めて"その生態の一端が浮き上がって見えてきたのでした。

 

 


'22冬 虫の目レンズは友 ~セツブンソウ~

2022-03-15 | 

虫の目写真は近景・中景・遠景がコラボして環境の雰囲気を醸し出すところに最大の値打ちがあります。もちろん、中でも近景、それも極近景こそが主役です。

2月末,セツブンソウの里を訪ねました。近くの国道の気温表示は4℃。里に近づくにつれて田の雪が目に入ります。一面の雪原です。着くと,雪で覆われた畔に付けられた細い道を進みました。寒さで肌がヒヤッとします。土が剥き出したところは雪が解けてべっちゃり。

今年は例年になく2月末まで地面が雪で覆われ,セツブンソウの開花が遅れたそうです。

 

花の間にはところどころに雪が。

 

セツブンソウを見たくて訪れた人が何人も。

 

自生地を保護するのは労力のいる話です。

 

花は全部南に向かって開いています。

 

昆虫は見ませんでした。なにしろこの寒さですから。わたしは以前ここでミツバチ,ホソヒラタアブ,クロバエを撮影しました。むらの方に話をお聞きすると,ニホンミツバチを飼育している方があるので訪れることがあるのだろう,とのこと。ただし,ご自分ではまだ見かけたことがないそうです。セツブンソウと昆虫の組み合わせはよほど意識していない限り目にとまることはありません。

なんとか満足のゆく写真が撮れました。感謝。

 


身近な野鳥 ~続・ジョウビタキ(オス)~

2022-03-14 | 野鳥

我が家の隣りの更地にジョウビタキのオスがいました。家の中から窓を開けると,偶然いたのです。物音を立ててはおしまいなので,そっとカメラを持って来て撮影開始。一度離れたブロック塀に移動。

 

また元のところに戻って来ました。これはチャンス! じっと待ち続けました。すると,向こうに行ったりこちらに来たり。餌をついばんでいます。

 

何かを見つけました。うれしい一コマですが,何を口にしているのかわからないのが残念。基本的にはトリミングをしたくないので,これでとどめます。

 

この日畑で畝づくりをしていると,きっちりジョウビタキが現れました。感度がとてもよいのに驚きます。見ていると,畝に降りて餌を探しています。わたしの姿が目に入ると遠ざかりました。

 

わたしが遠ざかると舞い降りて来ました。野生の習性でしょう。身の安全確保が最大の関心事のようです。

 

野鳥を撮り始めたばかりなのですが,やっぱり生態につながる姿を目撃したい,記録したいと強く思います。静かにたたずんでいる姿は図鑑の姿そのものです。ここでいえば,ジョウビタキが餌をくわえている姿こそわたしのねらい目です。

 


身近な野鳥 ~続々・ヒヨドリ(排せつ)~

2022-03-12 | 野鳥

ヒヨドリはブロッコリーの葉が大好物。春先になると,どうやら餌が少なくなっているようで,盛んにブロッコリーと訪れます。それで葉がボロボロ状態になります。

 

ひととき葉をついばんでからウメの木に移って行きました。そこで花粉をごちそうになっています。

 

しばらくとまっていたので,わたしもしばらく付き合うことに。間もなくすると,下半身をわずかに浮かすしぐさ。「ははーん。これは糞をするな」と予感。案の定,肛門から糞が姿を見せました。はからずもラッキーな目撃となりました。ヒヨドリの目が写っていればなおよかったのですが,今回はこれでよしとします。

 

動物ならではの生理の一つが排便。前回の肛門に続く,価値ある一枚になりました。