80歳を過ぎての手習いです。
恩師を訪ねました。
昔話に話が咲きます。
こんな先生がいた。
昔はこうだった。
いかん。
眠くてたまりません。
飲み過ぎのまま、あわてて帰省し、したいことを立てつづけにしたので疲れていたのでしょう。
私は、コンピューターを出し、自分の絵手紙作品を見て頂きました。
初めは、山国川の絵を、次に一番気に入っている太平洋(静岡の海)の絵を見ていただきました。
恩師の目がきらりと光りました。興味を持たれたのです。
海の波の横の線。空の斜めに走る線がこの絵に力強さを与えている。
褒めてくださいました。
私は、自分で描いたこの絵が好きでした。私は何故好きなのか自分ではわかりませんでした。
恩師が解説してくださいました。
中国新聞を出されてきて、海面を飛んでいるさよりの写真を見せてくださいました。
なるほど、海面は横の線の波です。さよりが斜めになり、空中を飛んでいます。
絵には、横の線と放射線状に伸びる線が必要で、その線が絵に力強さを与えると再度解説してくださいました。
先生は、若い時絵を勉強され、子供達に図工の楽しさ、絵の楽しさや音楽の楽しさを教えてくれたのでした。
ぼんやりの私は、その時は夢中になりませんでした。
私の絵手紙は、60歳を過ぎての手習いです。
話は転じて、コンピューターの話になり、「ペーパーレス」をしていると言われました。
携帯電話などの支払明細書をネットで検索すれば、明細書の郵送は必要ありません。
おまけに100円安くなります。
私は、ブログを読んでいただきたくて、お気に入りに登録していただきました。
操作は妻の役でした。
先生は、「Windows 10」の解説本で勉強していると見せてくださいました。
いつからですか。
2年前から勉強していると言われました。
コンピューターの先生は、村の若い人であったり、孫さんです。
恩師は、私達が訪ねた日が偶然にも87歳の誕生日でした。
驚くというより、怖ろしさを感じました。
絵手紙の解説しかり、コンピューターの手習いについても、まさに脱帽でした。
最敬礼で、恩師の家を後にしました。
島の道 沢から風が あたまなで
2015年12月21日