故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

やることが、いっぱい

2015-12-10 13:02:33 | よもやま話
  
気になることを次から次に片付けています。
片づけているうちに、いろんなことが見えてきて、更に忙しくなっています。

サラリーマンは、いろんなことを犠牲にして、また捨てていると思いました。
私は、忙しいという理由から、あれもこれも後回しにしてきました。
思い返せば、なんとなく逃げていたような気もします。
仕事をしているから、それを免罪符にして多くのことをしないできました。
自分にも、家族にも、友人にも正面から向かうのを避けていたのです。
これは良くなかったとこの頃思います。

私は会社人間でした。会社がすべてでした。
会社が発行する新聞を読んでいれば良かったのです。

転職をして視野が広くなったような気持ちになっていました。
仕事の虫が見るものは、どこに行っても仕事に関することばかりなのです。
視ようとしないものは、いつまでも見えないのです。

後回しにするものの多くが、限られた休日だけでは片付かない、ちょっと面倒なことなのです。
例えば、長年溜め込んだ、今ではもう必要ない思い出の品々の片づけなどです。

やり始めれば、案外簡単なことなのです。
少し面倒なことでも、取りかかれば工夫をし始めるので、案外楽しいのです。
かえって、うまくいかないことが楽しいのです。
不思議な感覚です。

先日、仕事に関する資料の多くを捨てました。
残したのは、普遍の資料(本、今後も使える資料)だけでした。
一年間利用しなかったものが大半でした。

私は、片付けるものを3つに分けます。
捨てるもの。
残すもの。
今は決められないもの。(50%以上)

捨てて、残して気持ちの整理がついた後に、もう一度「決められないもの」に取りかかります。
「決められないもの」の大半(90%以上)が捨てるものになります。
気持ちの整理をつけることで、作業が簡単になります。
次は、何を捨てようかとなるのです。

会社のスペースが狭くなった時、営業とサービスは固定の机が無くなりました。
1つの引き出しに必要なものを入れて、毎日空いている席に座ることになりました。
たまたま隣に座った同僚とは、それまで話すことがありませんでした。
固定の席がないジプシー生活は、案外楽しかったのです。

これは、固定観念を捨てるのに役立ちました。
立って半畳、寝て一畳なのです。

やらなければならないことから、始めることにしました。

花散って 青葉枯葉に 空見えた

2015年12月10日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子と話す

2015-12-10 09:15:18 | よもやま話
  
老犬の火葬のため、朝早くから出かけました。
早朝の高速道路は、空いていていつもの時間の半分で到着しました。
ダンボールで棺を作り、保冷材でしっかり老犬の身体を包んでくれていました。
老犬が、好きだった食べ物まで用意していました。
好きだった小さな人形も入れてやってました。
独りで留守番するお供だったのです。
お花をいれてやり整いました。

横浜市営のペット専用の火葬場に行き、お願いしました。
人間の火葬とまったく同じように扱ってくれました。

安全をみて、こちらも早く到着したので、待っている間、息子と話しました。
息子は、家族のことを実によく観察分析していました。
一人一人、こうだと説明してくれました。
だからこうした方が良いとも。
自分のことも良く分かっていました。
外のコミュニティーと交流したほうが、良いと言っていました。
殻に閉じこもることの多かった学生時代でした。

私の話も良く聞いてくれました。
数年前までは、私と話すのが嫌な感じでした。
説教されると思いこんでいたのでしょう。
一年前に転職しました。
転職エージェントに、面接の心構えのレポートを提出して、
これでは駄目だと、厳しく言われてへこんでいました。
なんかアドバイスを欲しいと、面接前日に切羽つまったように相談してきました。

「30年後の自分」について、明日までよく考えて、それを話しなさいとアドバイスしました。
その時の面接がとても良くできたらしく、採用されました。
文系出身なのに、システム開発の会社に入社した自分を、よく分析できていました。
一部上場したくて、会社は成長しているそうです。
専門家に紛れるように地道に勉強しながら仕事をしているそうです。
息子に家を任せることにしました。
私の決断に間違いはないと確信しました。

家族の話をたくさんして来ました。
深夜に帰って、妻に声をかけました。
つい間違えて、亡くなった妻の名を呼びました。
いつも気にしている後ろめたさはありませんでした。
妻も気にしている様子もありませんでした。
私も吹っ切れて来たのかもしれません。

子離れの 親と話せし 若木伸び

2015年12月9日


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする