気になることを次から次に片付けています。
片づけているうちに、いろんなことが見えてきて、更に忙しくなっています。
サラリーマンは、いろんなことを犠牲にして、また捨てていると思いました。
私は、忙しいという理由から、あれもこれも後回しにしてきました。
思い返せば、なんとなく逃げていたような気もします。
仕事をしているから、それを免罪符にして多くのことをしないできました。
自分にも、家族にも、友人にも正面から向かうのを避けていたのです。
これは良くなかったとこの頃思います。
私は会社人間でした。会社がすべてでした。
会社が発行する新聞を読んでいれば良かったのです。
転職をして視野が広くなったような気持ちになっていました。
仕事の虫が見るものは、どこに行っても仕事に関することばかりなのです。
視ようとしないものは、いつまでも見えないのです。
後回しにするものの多くが、限られた休日だけでは片付かない、ちょっと面倒なことなのです。
例えば、長年溜め込んだ、今ではもう必要ない思い出の品々の片づけなどです。
やり始めれば、案外簡単なことなのです。
少し面倒なことでも、取りかかれば工夫をし始めるので、案外楽しいのです。
かえって、うまくいかないことが楽しいのです。
不思議な感覚です。
先日、仕事に関する資料の多くを捨てました。
残したのは、普遍の資料(本、今後も使える資料)だけでした。
一年間利用しなかったものが大半でした。
私は、片付けるものを3つに分けます。
捨てるもの。
残すもの。
今は決められないもの。(50%以上)
捨てて、残して気持ちの整理がついた後に、もう一度「決められないもの」に取りかかります。
「決められないもの」の大半(90%以上)が捨てるものになります。
気持ちの整理をつけることで、作業が簡単になります。
次は、何を捨てようかとなるのです。
会社のスペースが狭くなった時、営業とサービスは固定の机が無くなりました。
1つの引き出しに必要なものを入れて、毎日空いている席に座ることになりました。
たまたま隣に座った同僚とは、それまで話すことがありませんでした。
固定の席がないジプシー生活は、案外楽しかったのです。
これは、固定観念を捨てるのに役立ちました。
立って半畳、寝て一畳なのです。
やらなければならないことから、始めることにしました。
花散って 青葉枯葉に 空見えた
2015年12月10日