故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

縁という結婚

2015-12-03 06:19:37 | よもやま話

ある家の庭先に狂い咲きしたつつじの白い花です。


  
きっと赤い糸で結ばれていた。
と結婚して、うん十年。

恋愛ならまだしも、見合いで結婚できるなんてと思っていました。
それは、見合いでは相手のことがわかろうはずもないと思ったからです。
見合い即結婚はなくて、お付き合いをしてお互いに気に入ったら
ということなので、安心しました。

女の人は強いと思います。
今では薄れましたが、女の人にとって結婚とは、相手の家に入ることだったのです。
スポーツでよく使われるホーム&アウェーです。
相手の家とは、アウェーなのです。
勇気があると思います。家には相手の家族がいるのです。
そこに単身嫁となって入り込むのです。
そして、子供を作り段々と嫁として成長していくのでしょう。

昨日お会いさせていただいた妻の友人がそうです。
広島の島に育ち、見合い結婚で東京に移り住んで40年が経ちました。
しっかりと根を下ろされていました。
彼女風のたたずまいに染めておられました。

「赤い糸」とはなんでしょう。
中国では、将来結婚するであろう男女は、「赤い縄で互いの足が結ばれている」という伝説。
日本に伝わり、「小指と小指が赤い糸で結ばれている」に変わったらしい。
娘が妊娠し、問い詰めると夜な夜な通ってくる男がいるという。
屋敷の周りに赤土をまき、娘に糸を通した針で男の衣服に縫い付けさせて、
糸をたどっていったら神様の社にたどり着いたという三輪山の伝説が
リアリティーがあり、面白い。

運命の出会いはあるのです。
決めた瞬間のビリビリがあるのです。
それだけでは済まないのです。
それからが大変なのです。
辛い時に、そのビリビリに戻れればまだ幸いです。
バリバリ、メリメリとはがれていって、ののしりあって別れるカップルもいます。

私は、「ブスは3日で慣れる。美人は3日で飽きる」と言う言葉は、
言い得て妙だと感じます。見てくれは、大事ではないのです。
大事なことは、健康であり一生懸命生きることなのです。
この条件だと多くの人が当てはまります。
皆さんのお怒りを知りながら、誰でもそんなに違いはないのです。
要は、不思議な赤い糸と信じ乍ら、協力して家庭を築いていくことなのです。

縁は、神様か誰かがくれるものです。
その縁を見逃さず、勇気を持ってつかむのはあなたなのです。
結婚は、本当に勇気がいることなのです。
じいさん、ばあさんになって、
生まれ変わったら、またあなたと結婚したいと思う人が何人おられましょうや。

木枯らしが 吹いた夜に決め 芽吹く春

2015年12月3日
コメント
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