当然のことながら、花が終わっても檻の中...
先月、ケシの花を見に行った「東京都薬用植物園」
通りがかりに寄ってみました。
ケシの花は終わっていて、檻の中には立派なケシの実がニョキニョキと...。
花も大きくて驚いたのですが、実もソフトボールくらいはありそうです。
この実に刃物などでキズを付けて、そこから出てくる汁から出来るのが阿片。
(むか~し歴史の授業でやりました。「アヘン戦争」のアヘン)
この阿片を更に加工して出来るのが、ヘロインやモルヒネです。
ヘロインは麻薬でモルヒネは鎮痛薬や麻酔薬。
原料は全く同じモノなのに、片方は麻薬として恐れられていて、
片方は現代医学でも欠かすことの出来ない薬として使われています。
この”紙一重”の関係が、正に「医者の匙加減」というものなのでしょう。
さて、このケシの実はいったい、どちらの方向へ行くのでしょう。
(って、これだけ厳重に守られた中にあるのですから、ソチラの方向へは間違っても行かないと思いますけれど...)