今日の講習会の花材の中にカラーがありました。
いつだったか、お師匠様がお元気でいらした頃、私自身のお花のお稽古でカラーを使ったことがありました。
お稽古仲間の方とお話ししていたお師匠様
「カラーの茎って、ズイキみたいじゃない?」
「かじってみます?」
いきなり二人で、カラーの茎をかじってみたそうです。
と、下がビリビリと痺れて、慌てて吐き出しました。
「ものすごかったんだから!」
私が帰った後の出来事で、次のお稽古の時に聞きました。
あとで調べると「シュウ酸カルシウム」が含まれているそうです。
お師匠様は、お花のお稽古の後で、落とした菜の花の葉を集めて茹でて「おひたし」を作ったりする方でした。
「もったいないし、だって美味しそうでしょ?」
カラーの茎も、
「とっても美味しそうに見えたのよ!」
だ、そうです。
「だからって、先生、むやみに口に入れちゃいけません!」
と、古いお弟子さんに叱られて、舌を出す、お茶目な(!?)先生でした。
カラーの花を活けながら、そんな話を思い出しました。