昨年から続く最大の「気懸かり」は、親知らずの抜歯。
いよいよ今日です。
テレワークのお仕事を終えて、予約時間の少し前に病院に行きました。
受付を済ませて少しすると、
「ひでんかさん、予約は6時からなんですけど...」
「???」
今は5時!!
イヤなことはサッサと終わらせたいという心理(!?)からなのか、ナント!時間を間違えていました。
「一度お帰りになって、またいらっしゃいますか?」
(今日は歩いてきたので)
「いえ、待ちます!」
ちゃんと1時間待つつもりで居たのですが、20分程で
「ひでんかさん、どうぞ」
と、呼ばれました。
診療台に座ると先生が来ました。
「スミマセン。時間を間違えまして...」
と、言うと
「合間で麻酔とか、やってしまいましょう。患者さんがいらしたらお待ち頂くことになりますが」
「ハイ、承知しております!」
そして、麻酔(注射を打つための麻酔と、麻酔注射)を打っていきます。
麻酔の本数が増える毎に、心拍数が上がっていくのがわかります。
なにしろ、今日抜く親知らずは、数年前に一度トライして抜歯に失敗した相手。
先生は、一部砕いたり、1時間近く悪戦苦闘した挙げ句に
「どうやっても抜けません。これは。このまま歯茎に埋もれて一生出てこないか、または何年かして出てきたら、そのときに抜きましょう」
と、白旗を揚げました。
そんな相手なので、今日はどうなるのか...。
知り合いで、歯医者さんの麻酔を打ったところで意識不明になり、救急搬送された方がいらっしゃいました。
そんな話も思い出し、
「昨年体質も変わったし...」と、頭の中で考えがグルグルまわり、更に動悸が増していきます。
(このまま死んじゃうとか???)
麻酔が終わり、少し待っていましたが、他の患者さんはまだのようで
「では、抜いていきますね」
と声がかかりました。
タオルをかけられているので、実際の作業(治療?)の様子はわからないのですが、親知らずが、かすかにキリキリして、先生の声が聞こえました。
「抜いたところへ薬を詰めます」
「消毒します」
「脱脂綿を噛んでください」
「イスを起こします」
???
起き上がって、脱脂綿を噛んだまま
「もう抜けたんですか?」
と聞くと
「ハイ、意外とアッサリ抜けました」
「前回あんなに時間がかかったので、今回はどうなることかと」
「私も驚いています。前回、いじっていたので、歯が動いたのかもしれませんね」
抜いたあとの歯を見ても、信じられません。
「このまま、30分は脱脂綿を噛んだままにしていてください」
「縫ったりしては?」
「いません。このまま自然に抜いたあとは塞がります」
「はぁ...」
麻酔をかけ始めてから、20分ほどしか経っていないと思います。
(「拍子抜け」とはこのことで・・・)
無事に抜歯が終わったので、今日は祝杯!
と思いきや、最後に先生から
「今日は、お酒と運動はダメです。お風呂も暖まりすぎないようにしてください」
「ハイ」
(しゅん)
新年早々、今日は無酒日デス。