元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

イントゥ・ザ・ワイルド

2009年12月06日 | 映画レビュー
この映画は、僕が今まで見た映画(軽く2000本以上は観ていると思う)
のベスト5に入るほど衝撃的でした。

俗世を捨てて自然の中で生きる。生きるとは何か。人生とは。

そういった仙人、ヒッピー思想の人にはズンと心に響く作品だと
思います。

大自然の壮大なる映像美も素晴らしいです。

ちょっと、人生がしんどい人、心が少し荒んでいる人、心が病ん
でいる人などには、是非、オススメしたい映画です。

しかも、本作は、実話であり、裕福な家庭の高学歴な若者が
未開拓地のアラスカで、厳しい自然の不自由さ、困難さ、孤独に
絶えながら2年間生き、人生とは?自由とは?を求道しつづけ
22歳で人生の幕を閉じた男の日記を元に映画化されました。

主人公は最後に死ぬけど、果たして、この映画は悲劇だろうか?

僕は、こういった生き方も素晴らしいと感じました。22歳と
短命ですが、彼の生き様はロックであり、憧れに近い感情が
生じました。

主人公が孤独と大自然の厳しさや、旅の途中の人々との出会いで
分かった事は「人生における唯一の確かな幸福は他人のために
生きること」と気づき、帰路につく決意をするが、皮肉にも
自然の厳しさにより主人公の帰路は実現せぬまま息絶えてしまい
ました。

でも、主人公は旅の出会いにより、別の旅人たちに家族の愛を
思い出させたり、年をとっても諦めずに頑張ればそこには
素晴らしい結果がある事を実感させたり、人が人に与える影響
などがとても美しいです。

家族にも一切知らせず家出~旅、アラスカの生活という、この
主人公の行動、考えを映画では美化も、批判もせず、青年の
軌跡とし映像化しています。すなわち、この映画を観た者が
是非を考える作品です。

頭が固い、固定概念鵜呑み派の人が見れば「現実逃避」「未熟な発想」
と吐き捨てそうですが、有り金を燃やし、車を捨て、身ひとつで、誰
の力も借りずに、厳しい大自然で生きようという決意は尊敬に
値します。

自分の価値観に忠実に生き、世の価値観に流されない生き方と
は、思春期・反抗期に漠然と考えながらも、実現できないもの
です。

12/30~12/5聴きまくったCD

2009年12月06日 | 今週聴きまくったCD



先日、テレビのドキュメント番組で「私は平穏でいたい。
無駄に感動、怒り、失望、喜び、悲しみなど感じたくない。
友達も私に色々言わないで、そっとしていて欲しい。周りは
皆、ほっといて欲しい。だから、感情をかき乱される恋愛な
んてしたくないし、興味ない。」と言っている20代女性が
いました。

全く、理解が出来ないです。

生きる覇気が無いとしか思えない、廃人に近いです。
こういったタイプの増えているのか知りませんが、脱力系の
若者が増えているのは実感しています。

やる気が無い、熱意がない、根性が無い、夢が無い、目標が無い、
適当、あきらめ癖がついている、など、自発的に考え・行動する
という人間の根源が緩みまくっていて、それでいて、人一倍
プライドは高いので、不安と失望と後悔は重くのしかっている
人が多い気がしてなりません。

たった一度の人生、貪欲に生きた方が勝ちだと思います。いっぱい
失敗し、反省し、努力し、感情が乱れまくった、紆余曲折、波乱万丈
な方が生きてるって実感できます。音楽も、僕は、ハードロック、
ヘヴィメタル、サイケデリックロック、オールドロック、ロカビリ、
ブルース、フォーク、オールデイズ、カントリー、ケルト、トラッド、
アイリッシュ、クラシック、アニメソング、AOR、オペラ、ゴスペル、
サザンロック、シャンソン、ポップス、ソウル、プログレッシブ・ロック、
ワールドミュージック、モータウンなどが大好きです。流行や、ネーム
バリューには無関心で、僕の心が揺れたら、何でも受け入れています。
簡易的に書きましたが、1つのジャンルでも細分化し、数十にも分かれ
ているものもあります。

音楽は生きるうえで重要だと思います。辛い時、苦しい時、
嬉しい時、楽しい時、いつも、そこには音楽があります。僕は、音楽
と共に生きているので、生活から音楽を切り離す事は考えられません。
いかなる逆境の淵に立たされても僕は全く怖くありません。どんな
状況下であろうとも、僕には音楽があります。逆に、音楽が無い生活
こそ僕にとっての最大の恐怖です。


◆聴きまくったCD

◆アーテンション/フォーシーズ・オヴ・ネイチャー

◆ファイアーハウス/ブリング・ゼム・アウト

◆スキッド・ロウ/スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド

◆マニックエデン/マニックエデン

◆マスター・キャッスル/ザ・フェニックス

◆ロイヤルハント/ランド・オブ・ブローケン・ハーツ

◆htp/htp2

◆ジョー・リン・ターナー/jlt

◆ディオ/ディオズ・インフェル

◆ファイアーハウス/カテゴリー5


オー!マイ・ゴースト

2009年12月06日 | 映画レビュー
ヒューマンコメディでありながら、事故死のシーンが
結構残酷で、ホラー映画の「ファイナル・ディスティ
ネーション」を思い出しました。

歯科医の主人公は人間嫌いで、自分の世界を大切にして
いました。しかし、健康診断で7分間死んだ事により、
死者の亡霊が見え、会話できるように成りました。
ニューヨーク中の亡霊が、歯科医の元へ押しかけ、生前
の思い残した事を訴えかけます。

ある1人の男亡霊がしつこいので、歯科医は、その
亡霊の元妻の再婚妨害に加担します。そのうち、その女性
を好きになり、自分の今までの生き方を悔い改め、亡霊達の
思い残した事を1つづつ解決し、亡霊を成仏させ続けます。

一見、嫌な人に見えても、この映画の登場人物は全て良い
人達ばかりです。

軽い作品ですが、心温まる作品でした。


ロボコン

2009年12月06日 | 映画レビュー
「スイングガール」のヒットに便乗した、文科系部活動の
青春もの映画かもしれませんが、けっこう、まったり系
です。

豪華キャストの割に、内容が地味で、スポーツ系青春もの
のような熱さが低いです。

全然、タイプが違う部員が、努力を積み、葛藤がありなが
ら、ロボコンに出場し、優勝するだけの話です。