2020年2月7~9日、2泊3日の鹿児島旅行の2日目です。7時過ぎにホテルを出て10分ほどで山川港に到着。薩摩半島から大隅半島に渡る「フェリーなんきゅう」の8時発の始発便を予約していました。30分前に到着していないとキャンセルになり、並んでいる車が優先されます。もしも乗れなかったら次の便は10時です。しかも、ネットで調べたときに車が6台しか乗れないとあったので絶対に遅れてはいけないと思って早い目にホテルを出たのです。
乗船までの間、港で釣りをしていたおじさんと会話を楽しみました。おじさんは指宿が大好きで引退後に熊本から移住してきたって言ってました。でも、その気持ちが少しわかりました。指宿はいいところです。暖かくて空気がおいしくて風が気持ちいい。雄大な海と美しい開聞岳に囲まれてお湯に浸かっていると至福の気分。食べ物もおいしいし、言うことなし。それから大隅半島の見どころも聞きました。でも、おじさんは「佐多岬と滝しかねえな。」と言いました。
7時半頃から乗船が始まりました。車6台と思っていたのに観光バスがいます。あとで調べると、小さい船にあたると6台で大きいのは18台乗れるのでした。あっと言う間の指宿でしたが、充実の時間を過ごせました。また来るぞ!
フェリーから夕べ泊まったホテルが見えました。
1時間足らずで大隅半島の根占(ねじめ)に到着。ひとまず佐多岬までまっしぐら。海岸沿いをひたすら走り、1時間ほどで到着。なんと、駐車場がいっぱいで、ラインの引かれていない入口のスペースに停めさせてもらいました。次に入って来た車が下の駐車場に戻るように言われていたので、私のが最後の1台でした。ラッキーです。それにしてもこの時間(10時頃)にすでに満車とはどういうこと?
展望広場にはカメラを持った人がたくさんいます。皆さん、何かを待っているようです。太陽の角度かな、鳥でも来るのかな、なんて考えながら雄大な景色を眺めました。
先に小さく見えるのが佐多岬灯台。そして右側の山の上にあるのが終着点の展望台。この展望広場からさらに歩いて30分ほどかかります。ここまで来たら行かねばならぬ。
そして、ついに来た。本土最南端の佐多岬。
九州最南端とは言わずに本土最南端だ。
灯台は島の上なのでここから見るだけです。
展望台のてっぺんに上ると大勢の人がいます。ここにもカメラを持った人がいます。三脚を立てている人も。やっぱり何かあるな。そう思って会話を聞いていると「カウントダウンが始まった」と言ってその人はスマホのボリュームを上げました。どうやらロケットの打ち上げです。そうか、海の向こうは種子島だ。そう思ったときにその場にいた人たちから「上がった!」「見える見える!」と歓声があがりました。
収めた写真がこれです。
ロケットの本体は見えませんでした。
それにしても、なんともラッキーなタイミング。生まれて初めてロケットの打ち上げを経験することができました。駐車場がいっぱいで展望広場にカメラ小僧やおじさんがたくさんいた理由もこれでした。太陽や鳥は関係なかった。
これは下の駐車場にあった北緯31度線モニュメント。
「31°LINE SATA」「本土最南端 佐多岬」の文字と北緯31度線が引かれている世界地図が刻まれています。
佐多岬で2時間くらい過ごし、後ろ髪を引かれる思いで車を出しました。このあと、桜島を経て霧島まで走らなけれななりません。この日のホテルは食事付きで18時にチェックインの予定なので遅れるわけにはいきません。帰りは違う道をと思って半島の中央部の山の中をひたすら走りました。目指すは「雄川の滝」です。山川港の釣りのおじさんが言ってた滝です。
雄川の滝。
少し水が少ないけど、下の青い水がとんでもなくきれいだった。
滝までの途中の河原も癒し空間でした。
地元ではこの滝を観光資源にしようとしているようです。駐車場がやたらと広く、こんなカフェまでありました。
最初はここに来る予定はなかったのですが、釣のおじさんが「滝」と言ってくれたので寄ることしました。思った以上に山の奥まで走り、ようやく着いた駐車場で係のおじさんに「歩いて20分ほどです」と言われて、時間的に厳しいと思いつつもここまで来たら行くしかない。雄川の滝は多分これから人気のスポットになると思います。来てよかった。この旅行から帰ってすぐにJR西日本の「また来るぜ!九州」のCMで流れ始めました。また行くぜ!九州。
次の目的地は桜島です。錦江湾を車窓に捉えながら快適なドライブです。1時間ほど走ると桜島が見えてきました。桜島口の交差点を左折して桜島をぐるりと回ります。途中、湯之平展望台まで登ります。
右側の南岳から煙が上がっているのがわかります。
なんと、翌日に噴火したというニュースを聞いてビックリ。でも、そんなに大した噴火ではなく、鹿児島の人にとっては日常のことだったようですね。
雲の切れ目から錦江湾に光が降り注いでいます。
展望台をあとにして桜島を一周します。途中で立ち寄った埋没鳥居。1914年の大正噴火の際に流れ出た溶岩は黒神村を埋め尽くしたそうで、その名残りがこの埋没鳥居です。この大正噴火によって桜島と大隅半島が地続きになったそうです。
桜島を一周してこの日の予定は終了です。最後に名残惜しくて太崎観音という撮影スポットで写真を撮りました。
ここからは一路霧島へ。時刻は17時を少し過ぎていましたが、なんとか18時頃にはホテルに到着できそうです。この日は朝7時にスタートして大隅半島と桜島を満喫してここまで来ました。2日間で錦江湾を一周したことになり、充実感に満たされました。そして、この日のホテルは霧島観光ホテル。残っていたJALの旅行券で取りました。
翌朝に撮った写真です。
チェックイン後、食事まで少し時間があったのでさっそく温泉へ。ここは最上階に展望大浴場、そして地階に露天風呂。まずは大浴場に入りました。食事の時間にかかっていたのでお風呂はほぼ貸し切りで、温泉もほのかに硫黄の匂いがするいいお湯でした。標高の高い霧島にあるホテルの最上階のお風呂からは錦江湾が一望です。でも残念ながら日が暮れて桜島は見えませんでした。これは何としても朝風呂でリベンジだ。
そして食事です。すっかり忘れていたんだけど、食事は黒豚しゃぶしゃぶのコースでした。なんと2日連続で黒豚しゃぶしゃぶ。でも、おいしいから全く問題なしで。このホテル、温泉もいいし食事もうまいし、お勧めです。
乗船までの間、港で釣りをしていたおじさんと会話を楽しみました。おじさんは指宿が大好きで引退後に熊本から移住してきたって言ってました。でも、その気持ちが少しわかりました。指宿はいいところです。暖かくて空気がおいしくて風が気持ちいい。雄大な海と美しい開聞岳に囲まれてお湯に浸かっていると至福の気分。食べ物もおいしいし、言うことなし。それから大隅半島の見どころも聞きました。でも、おじさんは「佐多岬と滝しかねえな。」と言いました。
7時半頃から乗船が始まりました。車6台と思っていたのに観光バスがいます。あとで調べると、小さい船にあたると6台で大きいのは18台乗れるのでした。あっと言う間の指宿でしたが、充実の時間を過ごせました。また来るぞ!
フェリーから夕べ泊まったホテルが見えました。
1時間足らずで大隅半島の根占(ねじめ)に到着。ひとまず佐多岬までまっしぐら。海岸沿いをひたすら走り、1時間ほどで到着。なんと、駐車場がいっぱいで、ラインの引かれていない入口のスペースに停めさせてもらいました。次に入って来た車が下の駐車場に戻るように言われていたので、私のが最後の1台でした。ラッキーです。それにしてもこの時間(10時頃)にすでに満車とはどういうこと?
展望広場にはカメラを持った人がたくさんいます。皆さん、何かを待っているようです。太陽の角度かな、鳥でも来るのかな、なんて考えながら雄大な景色を眺めました。
先に小さく見えるのが佐多岬灯台。そして右側の山の上にあるのが終着点の展望台。この展望広場からさらに歩いて30分ほどかかります。ここまで来たら行かねばならぬ。
そして、ついに来た。本土最南端の佐多岬。
九州最南端とは言わずに本土最南端だ。
灯台は島の上なのでここから見るだけです。
展望台のてっぺんに上ると大勢の人がいます。ここにもカメラを持った人がいます。三脚を立てている人も。やっぱり何かあるな。そう思って会話を聞いていると「カウントダウンが始まった」と言ってその人はスマホのボリュームを上げました。どうやらロケットの打ち上げです。そうか、海の向こうは種子島だ。そう思ったときにその場にいた人たちから「上がった!」「見える見える!」と歓声があがりました。
収めた写真がこれです。
ロケットの本体は見えませんでした。
それにしても、なんともラッキーなタイミング。生まれて初めてロケットの打ち上げを経験することができました。駐車場がいっぱいで展望広場にカメラ小僧やおじさんがたくさんいた理由もこれでした。太陽や鳥は関係なかった。
これは下の駐車場にあった北緯31度線モニュメント。
「31°LINE SATA」「本土最南端 佐多岬」の文字と北緯31度線が引かれている世界地図が刻まれています。
佐多岬で2時間くらい過ごし、後ろ髪を引かれる思いで車を出しました。このあと、桜島を経て霧島まで走らなけれななりません。この日のホテルは食事付きで18時にチェックインの予定なので遅れるわけにはいきません。帰りは違う道をと思って半島の中央部の山の中をひたすら走りました。目指すは「雄川の滝」です。山川港の釣りのおじさんが言ってた滝です。
雄川の滝。
少し水が少ないけど、下の青い水がとんでもなくきれいだった。
滝までの途中の河原も癒し空間でした。
地元ではこの滝を観光資源にしようとしているようです。駐車場がやたらと広く、こんなカフェまでありました。
最初はここに来る予定はなかったのですが、釣のおじさんが「滝」と言ってくれたので寄ることしました。思った以上に山の奥まで走り、ようやく着いた駐車場で係のおじさんに「歩いて20分ほどです」と言われて、時間的に厳しいと思いつつもここまで来たら行くしかない。雄川の滝は多分これから人気のスポットになると思います。来てよかった。この旅行から帰ってすぐにJR西日本の「また来るぜ!九州」のCMで流れ始めました。また行くぜ!九州。
次の目的地は桜島です。錦江湾を車窓に捉えながら快適なドライブです。1時間ほど走ると桜島が見えてきました。桜島口の交差点を左折して桜島をぐるりと回ります。途中、湯之平展望台まで登ります。
右側の南岳から煙が上がっているのがわかります。
なんと、翌日に噴火したというニュースを聞いてビックリ。でも、そんなに大した噴火ではなく、鹿児島の人にとっては日常のことだったようですね。
雲の切れ目から錦江湾に光が降り注いでいます。
展望台をあとにして桜島を一周します。途中で立ち寄った埋没鳥居。1914年の大正噴火の際に流れ出た溶岩は黒神村を埋め尽くしたそうで、その名残りがこの埋没鳥居です。この大正噴火によって桜島と大隅半島が地続きになったそうです。
桜島を一周してこの日の予定は終了です。最後に名残惜しくて太崎観音という撮影スポットで写真を撮りました。
ここからは一路霧島へ。時刻は17時を少し過ぎていましたが、なんとか18時頃にはホテルに到着できそうです。この日は朝7時にスタートして大隅半島と桜島を満喫してここまで来ました。2日間で錦江湾を一周したことになり、充実感に満たされました。そして、この日のホテルは霧島観光ホテル。残っていたJALの旅行券で取りました。
翌朝に撮った写真です。
チェックイン後、食事まで少し時間があったのでさっそく温泉へ。ここは最上階に展望大浴場、そして地階に露天風呂。まずは大浴場に入りました。食事の時間にかかっていたのでお風呂はほぼ貸し切りで、温泉もほのかに硫黄の匂いがするいいお湯でした。標高の高い霧島にあるホテルの最上階のお風呂からは錦江湾が一望です。でも残念ながら日が暮れて桜島は見えませんでした。これは何としても朝風呂でリベンジだ。
そして食事です。すっかり忘れていたんだけど、食事は黒豚しゃぶしゃぶのコースでした。なんと2日連続で黒豚しゃぶしゃぶ。でも、おいしいから全く問題なしで。このホテル、温泉もいいし食事もうまいし、お勧めです。
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