アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る ＜３３＞

アルツハイマー型認知症とタバコ（４）
アルツハイマー型認知症とタバコに関して、民族と地域の枠をこえて、調査したのが、ヨーロッパ地域認知症疫学共同研究事業です。フランス、デンマーク、オランダ、イギリスの各地域で行われていた住民追跡調査を利用して、タバコと認知症に関する画期的な調査がされたのです。調査対称は、６５歳以上の　９２０９人です。まず、タバコに関する聞きとり調査をしたあとに、簡易に知能尺度を調べる、ＭＭＳＥテストを全員に受けてもらったのです。そして、約２年４ヵ月後の頭脳の知能レベルの変化を調べたのです。
ＭＭＳＥテストの評価点は、３０点が満点です。正常な高齢者のほとんどの人が、２９点から満点の３０点がとれるテストなのです。　　明日に続きます。