トリタス隊の面々は、アーモンドの樹の大群生の発見で気持ちが弾んでいた。彼らは、ルンルンの気分で歩を進めていく、ときどき目にする、アーモンドの樹の小群生をも記憶にとどめて進んだ。
太陽の南中のときに及んで、昼食休憩をとることにした。程よい木陰を見つけて身体を休めた。昼食を食べながらの話も弾みに弾んだ。
『どうだろう、オロンテスさん。帰りのルートだが、少しばかり北のルートで帰路につこうと考えているのだが』
『いいですね、とにかく、トリタスさん。私たちは、貴方の指示によって動きます。お任せします』
『よし、私に任せてくれるかね。帰りも充分に気を配って行こう。統領の隊は、どんな具合だろう。しかし、おかしなものですね、オロンテスさん。西も東もわからない初めての山野をうろつくのに、あのフシギな道具があるだけでとても心強い、不思議な心境です』
トリタスは、感じた思いを口にした。
太陽の南中のときに及んで、昼食休憩をとることにした。程よい木陰を見つけて身体を休めた。昼食を食べながらの話も弾みに弾んだ。
『どうだろう、オロンテスさん。帰りのルートだが、少しばかり北のルートで帰路につこうと考えているのだが』
『いいですね、とにかく、トリタスさん。私たちは、貴方の指示によって動きます。お任せします』
『よし、私に任せてくれるかね。帰りも充分に気を配って行こう。統領の隊は、どんな具合だろう。しかし、おかしなものですね、オロンテスさん。西も東もわからない初めての山野をうろつくのに、あのフシギな道具があるだけでとても心強い、不思議な心境です』
トリタスは、感じた思いを口にした。