あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

名月や流れ残りのきりぎりす  一茶

2009-08-08 16:46:25 | 日記
昭和記念公園

向日葵が豪快
それを見ただけで今日は気持ちが晴れた。
そんな効果のある不思議な花ですね。
というより
向日葵は花とは思えません。

写真を撮りに出かけて
金田一京助が登場するドラマを見ていたら
一日が終わりました。
まあ、私の一日などそんなものです。

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夕べの風

一時、ギブスをして過ごしたことがあります。
そのとき、かゆみがでないように薬をいただきました。
こんなことが私の中に根付いているのです。

ときおり、ギブスの生活になったときのことを思います。
体の一部にかゆみを感じた時
かきたいのにかけない
とにかく気になる。
隔靴掻痒というのでしょうか
物差しを使っても届かない
あの落ち着きのないいらつき
たまらないですね。
それを想像しただけで我慢できない。
そんなことなのです。

それって私だけですか?


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今日の一茶

名月や流れ残りのきりぎりす 

荒涼たる洪水のあとの夕月に生命を訴えているきりぎりす。

こんな解説がありましたが、洪水のあとというのを思いつくのに時間がかかりました。そんなものですね。でも、一茶らしい独特の世界ですね。

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貧をかこつ隣同士の寒鴉  子規

いかにも子規らしい。そして俳句らしい俳句。
だからといって感動があるかというと
俳人はこのようにして俳句らしい俳句を作るのだ。
そんな感想しかない。
不思議ですね。

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雨音が高く低くなる盆休み  あきオジ

盆休みなりれど声なき過疎の村  あきオジ

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あだ花は雨にうたれて瓜ばたけ  蕪村

2009-08-08 06:02:01 | 日記
昭和記念公園の向日葵

黄色い派手な向日葵の写真を撮りに出かけます。
この季節は向日葵の追っかけです。

でも、猛暑となりそう。
それでなくても日焼けして皮膚を痛めている。
どうしようかな?

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今日の蕪村

あだ花は雨にうたれて瓜ばたけ  蕪村

実をもたない花は不要なもの。だから、放置されてしまう。その花が雨に打たれている畑を見ている。人も同じ。役に立たないものは投げ捨てられる。

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今日の芭蕉

たびにあきてけふは幾日やら秋の風  芭蕉

あれこれ解説がありますしたが、文献を集めて、この句の前後の日々を紹介したものでした。「たびにあきて」という表現がいかにも芭蕉。最近、そんなことを感じるようになりました。

それにしても「やら」という言葉は独特の哀感のある響きですね。