あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

花火せよ淀の御茶屋の夕月夜  蕪村

2009-08-13 05:19:25 | 日記

上野高架通路

何もかも、少しずつどこかが変わっている。
とどまるものなど何一つないのですね。

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今日の蕪村

花火せよ淀の御茶屋の夕月夜 

夕月夜の下にくろぐろとただずんでいる淀の茶屋の風景はわびしすぎる。華やかな淀君にふさわしい花火をうつえげたいものだ。

そんな解説(日本古典文学大系)がありました。
この句は、物語があるし、許容的でもあり、内容が膨らんでいていいですね。芭蕉でも蕪村でもいい。ちょっと、淋しげな懐古趣味。

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今日の一茶

おれが姿にいふ

ひいき目に見てさえ寒いそぶりかな

でこぼこ頭の自画像と共に親しまれている句である。

そんな解説がありますが
ちょっと小声でつぶやくと意外な効果があります。
自虐的というか、自分を笑いものにする
そんな技法も一茶にはありますね。
それがいいねすね。

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今日の放哉

日まわりこちら向く夕べの机となれり  

「机となれり」とはどのようなイメージでしょうか。
単なる視覚的なものなのでしょうか。
向日葵が登場している風景なので取り上げてみました。

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向日葵が疲れて眠る日暮れ哉  あきオジ

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