あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

霧が散るを真夏なれば遊びとす  あきオジ

2010-08-03 16:43:35 | 日記
横浜美術館前の噴水です。
子どもは何でも遊びにしてしまう。

最近は子どもの遊びに便乗する
賢い親も増えましたね。

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をちこちに瀧の音聞く若葉かな  蕪村

夏河を越すうれしさよ手に草鞋  蕪村

涼しさや鐘をはなるるかねの声  蕪村

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「比叡山の日々」
以前、ハイビジュン特集で放映されたものを
よく見ます。
今の時代にこんな修行をしているのか
そんな驚きと感動があります。

そこで修行に励む人の真剣な表情は
ああ、ここで生きている。
そんな表情に見えました。

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「不毛地帯」を面白く見ました。
録画したので明日も見ます。
けっこう歯ごたえのある映画です。
映画を社会とつなげる
王道を行く手法が圧倒的ですね。

老人の為すべきこと
若い時の「落ち穂拾い」

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さるすべり終戦月に咲く定め  あきオジ

2010-08-03 16:27:53 | 日記
さるすべりは夏の真っ盛りに咲きます。
どうしてでしょうか。
相性がよいのでしょうか。
健気にめいっぱい
そんな咲き方をします。

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「たそがれ清兵衛」を見ました。
藤沢周平原作の映画です。
流行から遅れた時期に見なおすのも楽しいものです。
この映画は宮沢りえの演技者としての実力を発揮した映画だと思います。
子やくの表情をとらえるのも上手ですね。

山本薩夫監督の特集をやっています。
山本薩夫監督、今村昌平監督
時代を代表する監督ですね。
今の時代には出てこない。
時代の生んだ監督ですね。
でも、二人ともずっと前に亡くなっている。
「映画馬鹿」と言われる存在があった時代なのですね。

とにかく映画監督の情熱がぐんぐん前に出て来る。
そんな監督に出会うのは楽しみです。
今は夢中です。
BSフジで藤枝梅安を放映しています。
池波正太郎にものめり込んでいます。

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花すすきひと夜はなびけ武蔵坊  蕪村

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憐れなり出窓に咲きし桔梗哉  あきオジ

2010-08-03 16:08:58 | 日記

気分はぐったり
このまま年をとったらどうしよう。
そんな不安さえ感じます。
いつまでも続く暑さです。
もうかるのはビール会社と
衣料品メーカーでしょうか。

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芭蕉の言葉

耳をもて俳諧を聞くべからず、目をもて俳諧を見るべし(支考)

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いとどに濡れてこれは道しるべの石 山頭火

生死の中の雪ふりしきる  山頭火

木の葉散る歩きつめる  山頭火

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本屋で俳句の月刊誌を読みました。
見馴れない季語だけが目立ち
現実や生活を句にしているとは言い難い
私にとって、教養的な句ばかりでした。

どうも私には、俳諧の時代の句と同じようなスタイルで
つくるのは無茶な気がします。
まあ、教養人の趣味として
遊びとしては高尚ですが
どうも、文芸としては行く付くところまで
行ってしまった。
そう思ってしまいます。

多分、それは違うのでしょう。
それなりの歴史的意味があり
今日的な意味があるのでしょう。

それにしては雑誌では「何が何だか分からない」
そんな句ばかり並んでいます。
そんなものだと今は思っています。

まあ、素人があれこれものを言うことはないでしょう。
時代を生きた人間としてのメモ程度で十分です。
難しいことを考えずにいきましょう。

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風抜けところは猫が先取りし  あきオジ

2010-08-03 06:22:09 | 日記
夏毛に生え変わっても
猛暑
猫も辛かろうと思います。

飼い主の趣味で散歩させられる
犬も御苦労さま・・・

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朝から「剣客商売」を見ていました。
いい年のじさんが若い娘を娶る。
そんな二組の夫婦の話です。

池波正太郎の「剣客商売」は
男の桃源郷だと評した人がいますが
これは作家の世界
自分の世界を楽しめるところまで行ったら
たいしたものですね。

それにしても羨ましくも
楽しい小説ですし
気持ちいい展開です。

テレビドラマは音楽がいいですね。
時代劇なのにフォーレが使用されたりしているし
しかも、映像となじんで気持ちがいい。

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今日は新しい歌集を手に入れようかな
そんな気分です。

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ああ暑いそれしかないね 一休み  あきオジ

2010-08-03 05:49:42 | 日記
猛暑が今日も続いています。
そのうち終わるでしょう。
そして、秋になり
コートが必要な冬を迎えます。

どちらがいいかなど関係ありません。

ただ、その季節と折り合って生きていくだけです。

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みどころもあれば野分の後の菊  芭蕉

ひょろひょろと猶露けしや女郎花  芭蕉

(露けし・・・露がしとどにおて濡れていること)

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「日めくり万葉集」を見ていると
日本人の純情を見るような気になります。
一途な歌が多く、華麗な「恋」を楽しむ王朝人のものとは
ちょっと違います。

そう思うのは自分の読み方だけの話かもしれません。

きっと、結婚の形式とか
恋愛の形が変わってきているから
そのような表現が気になるのかもしれません。

案外、普遍的なものであり
歌集の特徴であるだけであるのかもしれません。

プロならあれこれ説明があるのでしょう。