あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

太鼓打つ少女のうなじ汗になり  あきオジ

2010-08-07 17:34:12 | 日記
汗をかいている少女
懸命に太鼓を打ち続ける
姿も
そして、解放された表情も美しいですね。

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うら門のひとりでに明く日永哉  一茶

晴天のとつはづれ也潮干潟  一茶

夕月や大肌ぬいでかたつむり  一茶

(だからなんだというような理解はできません。こんな句もあるのかという感想程度です。岩波古典文学全集の中から拾いました。)

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木槿さく回り道も行き止まり  あきオジ

2010-08-07 17:20:00 | 日記
八王子の踊りに参加する東京ガスの職員
浴衣にロゴが染め込まれています。
若い人
営業でしょうが御苦労さま。

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家で句を作ったり
短歌に挑戦することを始めてから
すこし経ちますが順調です。
たまたま、仕事が少なく
余裕があるからできるのでしょう。
とりあえず、できるところまで・・・・

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木槿の花がおしまいになって風吹く  放哉

道細々と山の深きへ続く  放哉

しみじみと水をかけやる墓石  放哉

(放哉の句は二つの要素をぶつけ合うようなけいこうがあるのでしょうか。一つのことで
十分なのに別の要素を持ち込んで「そらす」。そんなふうに思えます。もちろん、素人が想うこと、専門家には別の説明があるのでしょう。でも、そのままの勢いで終わってほしいののに「ちょっとまて」と言われるような気がします。でも、素敵な句ですね。)

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太鼓うつ陶酔のとききわまる夜  あきオジ

2010-08-07 06:46:21 | 日記
自分のステージがある人はいいですね。
太鼓叩き
そのスケジュールで自分が楽しめる。
絵を楽しむ
その楽しみで日々の計画がきまる。

ありそうでない。
できそうでできない。

そんな思いもありますが
それは見いだすもの
創り出すものなのですね。

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鐘ついて去る鐘の余韻の中  放哉

炎天の底の蟻等ばあkりの世となり  放哉

山の夕陽の暮地の空海にかたぶく  放哉

(放哉に興味を持ち、しみじみと読む始めたのはつい最近。なじんでくると
景色までも見えるような気がします。小さいけれど、ちょっとだけ近くから見えるような
気がしてきました。寺で一人暮らしをしている。というか修行している。あれこれの思惑が交錯しているのでしょうし、俳句を作ることで消化している。その後始末としての句を読んでいる。そんなことも感じるのです。)

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今日は夏祭りです。
どうしましょう。
猛暑です。


夏空も乾いてしまう暑さかな   あきオジ

2010-08-07 06:28:46 | 日記
夏祭り
五穀豊穣を祈願する。
そんなことはどこかにいってしまい
イベント
それもいいかもしれません。

とにかく猛暑
健康には御留意下さい。

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素人がものを言ったら失礼ですが
子規の句は、「なるほど」「上手ですね」なのです。
ひっかかったり、こだわったりすることがなく
流れてしまうのです。

放哉や山頭火は
未熟だと言われるだろうな
これでいいの

そんな思いがあるのですが、
何度も何度も読んでいると
懐かしくなり
もう一度読みたくなるのです。

「もうすこし何とかならないの」と言いたい
句なのに、懐かしい。

そんな句があることを知りました。
不思議な世界なのですね。

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今日の放哉。須磨寺での句です。
見てくれにこだわる放哉という感想もありますが
そんなことはどうでもよく、このような表現を選ぶことに
感動します。
将来嘱望され、野心をもっていた
一人の人間の「逆転」あるいは「脱皮」を見るような思いです。

こんな人がいるから、自分の人生に期待もできる。
そんな句ですね。

何か求むる心海に放つ

波音ただしく明けて居るなり

こんなよい日を一人で見て寝る