今日は何もしないで
テレビを見ていました。
「藤枝梅安スペシャル」渡辺謙主演
(渡辺謙の様式美的、そして、衣裳の素晴らしさだけに夢中でした。)
「おらが春」西田敏行主演
(人物伝を追うだけで手いっぱい。俳人の物語としては大雑把なことしか理解できませんでした。でも、輪郭を知ることができました。それと、俳句がいくつも紹介されており、興味深く見ました。)
・・・・・・
朝がおや一輪深き淵のいろ 蕪村
・・・・・・・
井戸の暗きにわが顔を見いだす 放哉
(自分の顔を見たくない。見ることを忘れていた。しかし、そのときが突然訪れる。そんな驚きと困惑。しかし、その後のリアクションは表現されていない。)
たった一人になり切って夕空 放哉
(こだわりを断ち切ろうとする覚悟の句ですね。お気に入りです。句として優れているか、名句なのか知りませんが、この潔さが放哉ですね。)
・・・・・・・
テレビを見ていました。
「藤枝梅安スペシャル」渡辺謙主演
(渡辺謙の様式美的、そして、衣裳の素晴らしさだけに夢中でした。)
「おらが春」西田敏行主演
(人物伝を追うだけで手いっぱい。俳人の物語としては大雑把なことしか理解できませんでした。でも、輪郭を知ることができました。それと、俳句がいくつも紹介されており、興味深く見ました。)
・・・・・・
朝がおや一輪深き淵のいろ 蕪村
・・・・・・・
井戸の暗きにわが顔を見いだす 放哉
(自分の顔を見たくない。見ることを忘れていた。しかし、そのときが突然訪れる。そんな驚きと困惑。しかし、その後のリアクションは表現されていない。)
たった一人になり切って夕空 放哉
(こだわりを断ち切ろうとする覚悟の句ですね。お気に入りです。句として優れているか、名句なのか知りませんが、この潔さが放哉ですね。)
・・・・・・・
カサブランカ
内容となじまないけれど
今の時期の花です。
豪華ですが
悪意の象徴のような気分がありますね。
それは自分の心象と重なっているのでしょうね。
・・・・・・
評論家だらけの時代
もっともらしいことなら
誰でも言える。
そんな時代の気分は悲しいですね。
鑑賞する人より作る人が近くにいてほしい。
・・・・・・・
俗世の時代の放哉の句
妻を叱りてぞ暑き陽に出ていく
いみじみ水をかけてやる墓石
(自戒と反省が交錯している。ぎくしゃくが見えますね。)
・・・・・・・・
畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ 蕪村
(季節感がいいですね。雲を毎日眺めていた時代の雰囲気がいいですね。)
・・・・・・・・
「おらが春」(田辺聖子原作・市川森一脚本)を見ました。
世俗の面を強調したドラマ
芭蕉が偉大だと
後継者はいつまでも二番目
その後継者の葛藤が面白く描かれています。
西田敏行の過剰な演技が是か非か
とにかく、参考になりました。
シーンの展開時に挿入される句がよく見せますね。
不思議です。
子規、虚子の後継者の葛藤も同じなのでしょうか。
自由律俳句など、もがき苦しんだ時代もあったとか
専門家の人に聞けば苦り切った顔で話してくれるかもしれません。
饒舌さが許される時代
切り取った表現は時代をすくいとれるとは思えませんが
それでも存在理由を語る人がいるのでしょうね。
金子兜太にしても、意味不明なコラージュ風になってしまいました。
単純明快な作風の新しい時代の俳句に出会いたいですね。
・・・・・・・
さわぎたつ噂の春も過ぎてゆき あきオジ
何もなくそこそこ終わる夏休み あきオジ
・・・・・・・・
内容となじまないけれど
今の時期の花です。
豪華ですが
悪意の象徴のような気分がありますね。
それは自分の心象と重なっているのでしょうね。
・・・・・・
評論家だらけの時代
もっともらしいことなら
誰でも言える。
そんな時代の気分は悲しいですね。
鑑賞する人より作る人が近くにいてほしい。
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俗世の時代の放哉の句
妻を叱りてぞ暑き陽に出ていく
いみじみ水をかけてやる墓石
(自戒と反省が交錯している。ぎくしゃくが見えますね。)
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畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ 蕪村
(季節感がいいですね。雲を毎日眺めていた時代の雰囲気がいいですね。)
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「おらが春」(田辺聖子原作・市川森一脚本)を見ました。
世俗の面を強調したドラマ
芭蕉が偉大だと
後継者はいつまでも二番目
その後継者の葛藤が面白く描かれています。
西田敏行の過剰な演技が是か非か
とにかく、参考になりました。
シーンの展開時に挿入される句がよく見せますね。
不思議です。
子規、虚子の後継者の葛藤も同じなのでしょうか。
自由律俳句など、もがき苦しんだ時代もあったとか
専門家の人に聞けば苦り切った顔で話してくれるかもしれません。
饒舌さが許される時代
切り取った表現は時代をすくいとれるとは思えませんが
それでも存在理由を語る人がいるのでしょうね。
金子兜太にしても、意味不明なコラージュ風になってしまいました。
単純明快な作風の新しい時代の俳句に出会いたいですね。
・・・・・・・
さわぎたつ噂の春も過ぎてゆき あきオジ
何もなくそこそこ終わる夏休み あきオジ
・・・・・・・・
昭和記念公園の盆栽園
小さな部屋に飾られた
かけ軸
寄せ植え
そして石(いしとは言わず、別の言い方をするそうですが忘れました)
がセットになって並んでいました。
・・・・・・
日本の「木造駅舎」
琴平駅、そして善通寺駅を見ました。
もう、8年くらい経ちますかね。
2年ほど住んでいました。
懐かしいですね。
もう、知人も私のことなど記憶にないでしょうが
私には懐かしい思い出ですね。
閑散とした町の雰囲気
スーパーが一軒だけ、
めぼしい店もなく
それでも自衛隊などがあり
それなりに活気もありました。
善通寺には毎週のように出かけました。
雛に稀なる立派な寺で
五重の塔が印象に残っています。
・・・・・・・
山水ちちろ茶碗真白く洗い去る 放哉
落葉掃き居る人の後ろの往来を知らず 放哉
寝そべって書いて居る手紙を鶏に覗かれる 放哉
皆働きに出てしまひ障子をあけた儘の家 放哉
(ひとりの頼りない生活をしみじみと感じる状況をとらえていて泣けますね。不器用で傲慢な男の率直さがいいですね。最近、一段と好きになりました。)
・・・・・・・
小さな部屋に飾られた
かけ軸
寄せ植え
そして石(いしとは言わず、別の言い方をするそうですが忘れました)
がセットになって並んでいました。
・・・・・・
日本の「木造駅舎」
琴平駅、そして善通寺駅を見ました。
もう、8年くらい経ちますかね。
2年ほど住んでいました。
懐かしいですね。
もう、知人も私のことなど記憶にないでしょうが
私には懐かしい思い出ですね。
閑散とした町の雰囲気
スーパーが一軒だけ、
めぼしい店もなく
それでも自衛隊などがあり
それなりに活気もありました。
善通寺には毎週のように出かけました。
雛に稀なる立派な寺で
五重の塔が印象に残っています。
・・・・・・・
山水ちちろ茶碗真白く洗い去る 放哉
落葉掃き居る人の後ろの往来を知らず 放哉
寝そべって書いて居る手紙を鶏に覗かれる 放哉
皆働きに出てしまひ障子をあけた儘の家 放哉
(ひとりの頼りない生活をしみじみと感じる状況をとらえていて泣けますね。不器用で傲慢な男の率直さがいいですね。最近、一段と好きになりました。)
・・・・・・・
昭和記念公園の食堂のメニュー
いかにもお手軽な感じ
それがいいのかもしれません。
・・・・・・・
猛暑の中、肌がじりじり焼けるような
そんな道を歩いていました。
こんな日は映画館、ファミレスがいいですね。
今日は「芭蕉百名言」を読みながら昼食していました。
・・・・・
今日の芭蕉の言葉
松のことは松に習え 竹のことは竹に習え
(あまりに有名な言葉、観念ではなく、目の前の現実から発見せよ。そんな意味かな)
・・・・・・・
道のべの木槿は馬のくわれけり 芭蕉
あさがおに我は食(めし)くふおとこ哉 芭蕉
(どちらの句も解説を読んで納得するような高踏的な句ですね。
有名な句ですがパスします。)
・・・・・・・・
いかにもお手軽な感じ
それがいいのかもしれません。
・・・・・・・
猛暑の中、肌がじりじり焼けるような
そんな道を歩いていました。
こんな日は映画館、ファミレスがいいですね。
今日は「芭蕉百名言」を読みながら昼食していました。
・・・・・
今日の芭蕉の言葉
松のことは松に習え 竹のことは竹に習え
(あまりに有名な言葉、観念ではなく、目の前の現実から発見せよ。そんな意味かな)
・・・・・・・
道のべの木槿は馬のくわれけり 芭蕉
あさがおに我は食(めし)くふおとこ哉 芭蕉
(どちらの句も解説を読んで納得するような高踏的な句ですね。
有名な句ですがパスします。)
・・・・・・・・
昭和記念公園
「朝日のように爽やかに」短歌による日記です。
短歌を作り始めました。ほぼ、毎日更新していますので
ご覧ください。
左のブックマークの「朝日のように爽やかに」をクリックして
お楽しみください。
・・・・・
凸凹に帽子があるく夏休み あきオジ
・・・・・
「これ、時計草というのよ。時計の形に似ているでしょ」
「そう言われればそうね。」
「じゃ次に行きましょう」
そんな奇妙な納得で話が終わる不思議な花ですね。
・・・・・・
横雲に夏の夜あける入り江哉 子規
・・・・・・
「藤枝梅安」を見ていて想うのですが
用心棒、素浪人、ごろつき
そんな役回りの人のこと
彼らにも家族があったのだろう
女房、子どもはどのように暮らしていたのだろうか
ばくちにあけくれている
放蕩三昧の生活をしている夫
そんな夫を待つ人がいるだろう。
そんなことを想起できないほど
人相が悪く、悪党づらで
着る物もちょっと薄汚い。
この人たちは生活に困窮し
「正義の味方」に斬られ
あるいは、殺される。
なぜか、あっさり斬られる
そんな姿が憐れです。
大した殺される理由などありはしないのに
金に理由されている。
彼らの日常生活を想像させることはありません。
ただただ、蕎麦屋で酒飲んでいるか
暴れるか
あるいは賭博をしている。
なぜかドラマなのに憐れです。
・・・・・・・
「朝日のように爽やかに」短歌による日記です。
短歌を作り始めました。ほぼ、毎日更新していますので
ご覧ください。
左のブックマークの「朝日のように爽やかに」をクリックして
お楽しみください。
・・・・・
凸凹に帽子があるく夏休み あきオジ
・・・・・
「これ、時計草というのよ。時計の形に似ているでしょ」
「そう言われればそうね。」
「じゃ次に行きましょう」
そんな奇妙な納得で話が終わる不思議な花ですね。
・・・・・・
横雲に夏の夜あける入り江哉 子規
・・・・・・
「藤枝梅安」を見ていて想うのですが
用心棒、素浪人、ごろつき
そんな役回りの人のこと
彼らにも家族があったのだろう
女房、子どもはどのように暮らしていたのだろうか
ばくちにあけくれている
放蕩三昧の生活をしている夫
そんな夫を待つ人がいるだろう。
そんなことを想起できないほど
人相が悪く、悪党づらで
着る物もちょっと薄汚い。
この人たちは生活に困窮し
「正義の味方」に斬られ
あるいは、殺される。
なぜか、あっさり斬られる
そんな姿が憐れです。
大した殺される理由などありはしないのに
金に理由されている。
彼らの日常生活を想像させることはありません。
ただただ、蕎麦屋で酒飲んでいるか
暴れるか
あるいは賭博をしている。
なぜかドラマなのに憐れです。
・・・・・・・
昭和記念公園の竹林
この雰囲気が好きなのです。
理由などないのですが
「風を感じる」
そんなことでしょうか。
風は形容詞を探すのが大変ですが
竹林の流れる風は早さも強さも
そして、長さも感じて
爽快です。
私は雨に濡れて
ときおり風に揺れる竹林がことのほか好きです。
・・・・・・・
死ねる薬はふところにある日向ぼっこ 山頭火
飯の白きの梅干の赤さたふとけれ 山頭火
夜のふかさの百合の香のいよいよふかく 山頭火
・・・・・・
池波正太郎に感謝しています。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「藤枝梅安」
でドラマ、小説で毎日退屈しません。
案外、そんなものかもしれません。
一時は藤沢周平、そして山本周五郎でした。
そして、今は池波正太郎
循環しているのです。
気楽で楽しく
最近は、ギトギトしない
そんな番組が好きです。
このような番組で共通しているのは
着物(男性のものに限りますが)がいいですね。
地味ですが風格があるしデザインがいい。
そして、物語に無理がない。
とは言っても娯楽映画ですから
それなりにありますが
無茶なことはない。
それだけで十分です。
池波正太郎は「正しければ何をしてもいい」
「剣力ある者はそれを利用していい」
そんな論理が控えめですね。
まあ、いろいろありますが
楽しんでいますよ。
・・・・・・
この雰囲気が好きなのです。
理由などないのですが
「風を感じる」
そんなことでしょうか。
風は形容詞を探すのが大変ですが
竹林の流れる風は早さも強さも
そして、長さも感じて
爽快です。
私は雨に濡れて
ときおり風に揺れる竹林がことのほか好きです。
・・・・・・・
死ねる薬はふところにある日向ぼっこ 山頭火
飯の白きの梅干の赤さたふとけれ 山頭火
夜のふかさの百合の香のいよいよふかく 山頭火
・・・・・・
池波正太郎に感謝しています。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「藤枝梅安」
でドラマ、小説で毎日退屈しません。
案外、そんなものかもしれません。
一時は藤沢周平、そして山本周五郎でした。
そして、今は池波正太郎
循環しているのです。
気楽で楽しく
最近は、ギトギトしない
そんな番組が好きです。
このような番組で共通しているのは
着物(男性のものに限りますが)がいいですね。
地味ですが風格があるしデザインがいい。
そして、物語に無理がない。
とは言っても娯楽映画ですから
それなりにありますが
無茶なことはない。
それだけで十分です。
池波正太郎は「正しければ何をしてもいい」
「剣力ある者はそれを利用していい」
そんな論理が控えめですね。
まあ、いろいろありますが
楽しんでいますよ。
・・・・・・
昭和記念公園の百合です。
・・・・・・
百合が咲けばしばし
百合のはなし
他に話することがなければいるまでも百合の話から離れない。
老人の日々
いいわけではないけれど
それもいいかも・・・
・・・・・
「花のガーデン」を再放送しています。
あれほど仰々しく宣伝して煽ったのに
再放送はとんでもない時間帯に
宣伝もなく
古本屋の店頭のように並んでいる。
でも、台詞がしゃれているドラマです。
現在5回目です。
医者が癌に冒されたら
どのように立ち向かうか
そんなドラマです。
十分に泣けます。
でも倉本 聡も時代と共に老いていきますね。
ドラマ作家としても誕生があり
成長があり
そして、老いがあるのですね。
・・・・・・
破れ易し人のかたみの夏羽織 子規
地に落し葵踏み行き祭哉 子規
・・・・・・・
今日の芭蕉
俳諧といえども風雅の一筋なれば、姿かたちいやしく作りなすべからず
(俳句ことはじめ、参考にします。でも、こんなことば、専門家にむけたもの。そんなつもりで読みました。すべてはぼちぼち・・・)
・・・・・・
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百合が咲けばしばし
百合のはなし
他に話することがなければいるまでも百合の話から離れない。
老人の日々
いいわけではないけれど
それもいいかも・・・
・・・・・
「花のガーデン」を再放送しています。
あれほど仰々しく宣伝して煽ったのに
再放送はとんでもない時間帯に
宣伝もなく
古本屋の店頭のように並んでいる。
でも、台詞がしゃれているドラマです。
現在5回目です。
医者が癌に冒されたら
どのように立ち向かうか
そんなドラマです。
十分に泣けます。
でも倉本 聡も時代と共に老いていきますね。
ドラマ作家としても誕生があり
成長があり
そして、老いがあるのですね。
・・・・・・
破れ易し人のかたみの夏羽織 子規
地に落し葵踏み行き祭哉 子規
・・・・・・・
今日の芭蕉
俳諧といえども風雅の一筋なれば、姿かたちいやしく作りなすべからず
(俳句ことはじめ、参考にします。でも、こんなことば、専門家にむけたもの。そんなつもりで読みました。すべてはぼちぼち・・・)
・・・・・・