あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

母の手を堅く握る雪遊び   あきオジ

2011-02-01 20:51:30 | 日記
梅は白が美しい。
そうではなく、たまたまきれいだなと思った梅が白かった。
そんな勘違いしているなあ。

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枝ごとに海あり梅の海なりし  塀我久仁子

(分からないですね。多分、坂道を歩いている時、梅の枝から垣間見た風景をきりとっているのでしょう。でも、そんな貧しい発想では、作者は失望するでしょう。でも、それ以上の事を読みとるのは難しいですね。でも、「こんな句もあるのか」という感想はありますが、どのような内容ですか?と聞かれたら分かりませんとはっきり答えます。理解不明な句は、最初から外すことにしましょう。)

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雛人形雪より白きほほひかり  あきオジ

2011-02-01 20:42:06 | 日記
万葉の時代には紅梅はなかったとか
ですから、万葉の時代は白梅ですね。

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一夜づつ捨て去るごとく寒を生く  上野さち子

(俳句も女性の方が堂々としていますね。潔いというか歯切れがいい。拗ねたような見方と屈折した男性作家にうんざりしていたので、このような句に出会うとホッとしますね。)

雪降れば雪を歩く寂しさよ  あきオジ

2011-02-01 05:54:07 | 日記
雪解の一軒の家のまはり  放哉

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雪がなければ雪景色を観たい
雪が積もると早く雪解けの季節にならないかと思う。
そして、いつ、桜は咲くのだろうと気にする。

今日を楽しむことができないのに
先のことは気になる。
これって、違うと思いながら
それができない。

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さくさくと雪軋ませて二本線  あきオジ

2011-02-01 05:46:31 | 日記
雪が無いので、去年の雪の写真を取り出しました。
一年に一回でもよいですから雪景色見たいですね。
でも、街中には降らないでほしい。
年寄りは滑って転ぶと怪我しますからね。

贅沢な話でしょうかね。

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すべってころんで山がひつそり  山頭火

(九州を旅している時の句です。山道を侮るととんでもないことになると日記に書いていますね。人生を旅の中にある。
これって、日本的な美学の中心ではないでしょうかね。自分はマンションの暖房の効いた部屋で暮らしていても旅に憧れるけれど、憧れどまり。

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節分になれど豪雪注意報  あきオジ

2011-02-01 05:33:23 | 日記
春もまた雪かみなりやしなの山  一茶

(春を感じるのは、暮らしている場所によって違うのですね。それぞれの人によっても違うでしょうね。私は梅が咲き、福寿草が芽を出して、「桜はいつごろかな」と感じた時ですね。一茶の暮らした豪雪地帯では、春は一気にまとめてくる。そんな気がします。)

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「浮雲」を観ました。
戦後の落ち着きの悪い時期の男と女の微妙な心理と大胆な行動を描いていますが
屋久島まで流れついた男女ですが、女性は男が不在のときに、喀血して死んでしまいます。
頼る人もない島の暮らしの中で、頼るべき唯一の男性にもみとられないで死んでしまう
女性が哀れでした。人は見守られながら死んでいけることが慰めだと思っていましたので
「これが現実」だと思いましたね。

高峰秀子の代表作ですね。
数日前にも書きましたが、名作ですね。
最近になって正面から見ることができるようになりました。

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