あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

水仙が顔出すことも気にかかり あきオジ

2011-02-04 20:57:08 | 日記
貧しさはだれのつくりし梅の花  あきオジ

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うそをついたような昼の月がある  放哉

あすは雨らしい青葉の中の堂を閉める  放哉

(自分のための表現というのが、放哉の個性なのかもしれません。近代の俳人の技巧のための技巧、写生のための写生という匂いをみせないように最大の配慮をした俳人ではないでしょうか。そのために素人には意味不明の句が多くなるのはしかたないでしょうね。でも、言葉のごつごつしてリズムに馴れてくるろ、放哉、息遣いが読めるような気がしてくるから不思議です。)

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紅梅に紛れて笑うおやじ様  あきオジ

2011-02-04 20:36:46 | 日記
赤い椿白い椿と落ちにけり  河東碧梧桐

(このような技巧的な句を芸術を言いだす人がいるのでしょうね。でも、技巧的にすぎて「いかにも」という感じがあります。やはり、素朴で野暮ったい句がいいですね。)

笠へぽつとり椿だった  山頭火

(技巧を凝らさす、写生風な句ですが、私には山頭火の技巧に対する傾斜を感じますね。イメージとしてできあがったものを句の形にしている。そのように思いますが、「だから、何でしょうかね」あれこれ読んで「なるほど」と思えればそれでおしまい。それが素人の楽しみ方でよろしいのではないでしょうか。何度か読んで気になるようだったら、それが自分にとっての「お気に入り俳句」であればいいと思うのです。どうなのでしょうかね。)

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昨日、アジアカップの再放送をしていましたが
川島というゴールキーパー
鎌倉時代の力士像を連想させる表情をしておりよかったですね。
人がむき出しの真剣さを出すと怖い。そして美しいですね。
ファンになりました。


鶯がけなげに鳴けどこたえなし  あきオジ

2011-02-04 20:19:07 | 日記
鶯の啼くや小さき口あいて  蕪村

片隅で椿が梅を感じてる 林原来月

(いろいろな俳人が梅を兼題のような雰囲気で句を作っていますが、威風堂々、あるいは気品の高い、あるいは切り口の面白い句はありますが、意表をついた句とか、ちょっとひねりすぎて意味不明といような句は見当たりませんね。そんなとき金子兜太の句であれば面白いでしょうが、素人の扱う俳句には馴染みませんね。

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印章となりて白梅点々と  あきオジ

直進の飛行機雲に梅ささり  あきオジ

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白梅が鎮座するのもありがたき  あきオジ

2011-02-04 20:08:46 | 日記
梅の香や没日に顔を消されつつ  小檜山繁子

白梅のあと紅梅の深空あり  飯田龍太

(梅は季節を代表する花ですね。蝋梅、白梅、紅梅とそこそこの順番を守りながら咲くのがいいですね。でも、梅が連想を引き出すものが今の時代はあまり見当たりませんね。俳句を専門にしている人に訪ねてみたいですね。私にはなごり雪、だるま市、ひな祭りなどの色の対比ですね。)

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昨日は仕事で遅くなりました。
明日は落語を楽しみに出かけます。
ちょっとした贅沢ですね。

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恵方巻き頬張りながら娑婆話   あきオジ

2011-02-04 06:05:20 | 日記
船頭の耳の遠さよ桃の花  支考

草の戸も住み替わる代ぞ雛の家  芭蕉

(「奥の細道」では行く先々で句会が行われて、芭蕉は招かれているのですから、その前後の費用は分かるとしても・・・・・そんな心配をしていたのですが、深川で暮らしていた家を売って、旅行費用を準備していたのですね。そんな心配ごとを解決しないと、次に進まないのです。恥ずかしいことですが、そのような性分なのですね。西行のばあいも、いいところの出身で一族は領地をもつようですから、そこから資金が出ていたことは想像できます。一茶は遺産相続の争いの中で、それなりの資産を得ています。それぞれの人が生活をもっているのです。あれこれ心配することはないものを心配する。心は貧しすぎますね。)

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シャネル持つ厚き化粧に冬の雨   あきオジ

2011-02-04 05:54:03 | 日記
愚に耐えよと窓を暗うす雪の竹  蕪村

氷る灯の油うかがふ鼠かな  蕪村

(あれこれ俳句にして、それを残しで死んでいく。一句だけ残す。そんなオシャレな美学が必要な年代に入りました。でも、私の「俳句もどき」は、その気分になっていません。きっと、その気になっても「俳句」にはならないのでしょうね。ひょっとしてそれを望んでいないのかもしれません。新しいスタイルの表現形式があったら、それが欲しいですね。どなたか、教えていただけませんか?)

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今月後半に蘭展が開かれます。
東京ドームで開催されます。
花を待ちきれない気分のときの梅
そして蘭の展示会に出かけると
一年のスタートです。
そして、櫻の追っかけ
わくわくしますね。

最近、小さなカメラを買いました。
それを使いこなしたいですね。

楽しみは自分が産みだすもの。
そうすると向こうからも「何か用事?」と声を掛けてくる。
そんな気がします。

ランの花傲慢ささえ突き抜けて  あきオジ

2011-02-04 05:42:01 | 日記
墓がならんでそこまで波がおしよせて  山頭火

(瀬戸内海の小島、たとえば小豆島の放哉の墓所を訪ねて行った時の句だとすれば「放哉よ、こんな素敵なところで眠っているのか」という思いが想起されますね。一人の旅は、孤独で重たい気分だけではなく、ときには、明るき気分にもさせてくれるのですね。)

酔うてこうろぎと寝てゐたよ  山頭火

(慣れてしまえば、それが生活。高く維持すればそれが当たり前、何も気にしなければら、それも当たり前。そんなこともありますね。)

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昨晩は、あれこれと雑用があって、更新するのを忘れしまいました。
年をとるとそんなこともあるのですね。雑用といっても恥ずかしいのですが
仕事から解放される予定なのですが
スポーツクラブで何曜日にはどのレッスンを受けようか
映画を本格的にな趣味にしようとか
版画をならおうか
それともカルチャーセンターで水彩画を習おうか
放送大学の学習を止めようか
それともルーテル学院大学の公開講座の受講を再開しようか
そんなことをあれこれ考えていたのです。

こんなことを考えるのが好きなのです。

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