あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

粉雪が舞いこむ蔵の雛人形    あきオジ

2011-02-15 15:53:16 | 日記
昭和記念公園の雪景色です。
白ばかりの景色もいいですが
そこそこで消えてほしいですね。

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春風の扉ひらけば南無阿弥陀仏  山頭火

(もうすぐ櫻の季節ですね。今年を加えて、あと何回楽しむことができるでしょうか。寂しくなりますし、楽しむ思いがさらに深くなるような気がします。)

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雪やんで月夜となれど猫眠り   あきオジ

2011-02-15 15:40:35 | 日記
昭和記念公園の雪です。

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忘るなよ藪の中なる梅の花  芭蕉

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「利休」を見ました。
勅使河原宏の映像美あふれる映画でした。
この映画では珍しく山上宗二が重要な人物として登場します。
利休の美学の後継者として重要な人ですが
あまり取りあげられません。
私は大変興味を持つ茶人です。

この映画、勅使河原監督は、利休のあれこれのエピソードをあちこりに配置して
利休理解の参考になる映画に仕立てています。
ありがたい映画です。

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茶懐石端坐でまちし月いずこ  あきオジ

2011-02-15 14:59:01 | 日記
神代植物公園のベンチ

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あるけばかつこういそげばかつこう  山頭火

(この句は信濃路の旅の句です。私にとっては山頭火の代表句の一つのような気がします。きっと、専門家の中では評価が高い句だと思います。でも、専門家が評価したからどうかということではなく、時代の評価とその後の評価は同じものではなく、ゆれうごく頼りないものですね。)

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雪つもる店で湯気ふく餡まんじゅう  あきオジ

2011-02-15 05:57:46 | 日記
人がいない参道の茶店もいいものです。
声を掛ける店の人も
その気があるようには見えない。
それでも無視されるよりいい。

饅頭をケースに入れているのが見えます。

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山住の友尋ねきり西行忌  成美

花あれば西行の日と思ふべし  源義

(二月十六日は西行忌。73歳までの当時としては長命でした。

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実朝が見上げた注連縄あたらしく  あきオジ

2011-02-15 05:42:54 | 日記
きっと、実朝の鶴ヶ岡八幡宮の注連縄かざりの下をくぐっただろう。
当たり前の日常が誰にもあった。
でも、その当たり前が風化し
その人の本質だけが残ってしまう。
そんな気がします。

だから、私は何も残せなし
残さない。
それがいい。

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まったく雲がない笠をぬぎ   山頭火

(繰り返し取りあげる句が、「私にとっての名句」なのです。この句もその一つです。)

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